県議会だより
議長の紹介
令和4年6月定例会閉会日(6月21日)に、議長の選挙が行われ、新しい体制が発足しました。
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【議長】桐明 和久(きりあけ かずひさ)
就任に当たって
第72代議長にご推挙を賜り、身に余る光栄であり、身の引き締まる思いでございます。
まずは、新型コロナウイルス対策と経済の両立を図る「コロナとの共生」に向けた取り組みについて全力で対応してまいります。
また、新型コロナウイルスのような人と動物の共通感染症の再発を防ぐために大変重要となってまいります「人と動物の健康、そして環境の健全性を一つのものとして守る」ワンヘルスの実践につきましても全力を尽くしたいと思っております。
さらに、頻発・広域化した災害への対応と被災地域の復興、新しい産業基盤づくりなどにも全力で取り組んでまいります。
もとより浅学非才な私でございますが、二元代表制の一翼を担う県議会の公正かつ円滑な運営に努め、福岡県の発展に全力を尽くしてまいる所存でございます。
福岡県議会議長 桐明 和久
トピックス
駐日ウクライナ特命全権大使による議会表敬
7月11日、ウクライナ支援の取り組みに対する謝意を伝えるため、セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使が県議会を訪問され、桐明和久議長、仁戸田元氣副議長をはじめ、会派代表者、福岡県国際交流推進議員連盟(会長 樋口明議員)の役員がお迎えしました。
桐明議長は、「1日も早く子どもたちが安全に学び、育つことができる平和な日常を取り戻すことを願っております」とあいさつしました。
県議会の動き
県議会の最近の取り組みについて、その一部を紹介します。
議員提案で「議会関係ハラスメントを根絶するための条例」を制定
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地方議会の議員などによるハラスメントや議員および議員候補者などに対するハラスメントを根絶することは、住民福祉の向上を活動目的とする地方議会にとって、喫緊の課題です。また、来年の統一地方選に向けて女性や若い世代をはじめ、誰もが公職を目指し、政治に直接参画できる環境づくりを早期に行う必要があります。
そこで、福岡県議会では、日本国憲法が保障する個人の尊厳、人格権その他の基本的人権の尊重の趣旨と「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律」などの趣旨を踏まえ、県内全ての地方議会から、ハラスメントを根絶するため、「福岡県における議会関係ハラスメントを根絶するための条例」を議員提案で制定しました。
条例のポイント
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◎県議会議員などの責務を規定
◎議員などに対する研修の実施を義務付け
◎議会関係のハラスメント事案について、
弁護士など外部有識者(第三者機関)に相談できる体制を整備◎研修やハラスメント事案の相談について市町村議会とも連携
代表者会議
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代表者会議は、議長・副議長および議会内で5人以上の所属議員を有する会派の代表者により構成され、議会の行事に関すること、議員定数に関すること、改選に伴う初議会の運営に関すること、その他議会運営上必要と認める事項などについて協議し、会派間の意見を調整するために設置されています。
議会運営委員会
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議会運営委員会は、会期、議事日程、会期の延長・休会、特別委員会の設置・改廃、議会関係の条例や規則の制定・改廃など、議決を必要とする案件の取り扱いを協議し、また、議長の諮問に応えるなど、議会の円滑な運営を図るために設置されています。
常任委員会
常任委員会は、その所管に属する県の事務に関する調査および議案、請願などを審査するために設置されています。
本県議会においては、総務企画地域振興、厚生労働環境、県民生活商工、農林水産、県土整備、建築都市、文教、警察の8つの常任委員会が設置されています。
今回は次の2つの委員会を紹介します。
県土整備委員会
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【委員会の開催状況】
8月1日に開催した委員会では、「令和4年梅雨前線、台風4号及び7月18日からの大雨による被害状況について」を議題として質疑を行いました。
【視察・調査の状況】
8月1日から2日にかけ、南筑後県土整備事務所、三池港港湾改修事業・港湾海岸高潮対策事業(以上 大牟田市)、飯江長田線道路改良事業(みやま市)、八女県土整備事務所(八女市)、久留米筑後線(前津工区)道路改良事業(筑後市)を視察しました。その他、所管に係る視察・調査を随時行っています。
建築都市委員会
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【委員会の開催状況】
6月16日に開催した委員会では、「福岡県建築都市関係手数料条例の一部を改正する条例の制定について」他6件の議案審査や「指定管理者による管理運営の実施状況について」を議題として質疑を行いました。
【視察・調査の状況】
7月12日から14日にかけ、札幌市民交流プラザ、北広島市役所、小樽芸術村、札幌百合が原公園(以上 北海道)を視察しました。その他、所管に係る視察・調査を随時行っています。