福泊の旅 泊まる、見つける、福岡のいま|筑後
福泊の旅 泊まる、見つける、
福岡のいま|筑後
泊まってゆっくり過ごすことで初めて見つけられる風景があります。「福泊の旅」は、1泊2日で出掛けるからこそ出会える福岡の風景をご紹介するシリーズです。
筑後
実りの秋を彩る紅葉あふれる筑後旅へ
記憶に残る紅葉になる、そんな自慢したい秋の景色が筑後にあります。それは紅葉を連想させるカエデではなく、柿の葉。そして一面の黄金色に染まるイチョウ。筑後の豊かな実りを楽しみながら鮮やかな景色も焼き付ける、そんな1泊2日の旅へ出掛けましょう。
大分自動車道で杷木(はき)ICへ。11月下旬にはIC付近の山々の果樹園は柿の葉が紅く染まっているはず。筑後川沿いの河原にススキが揺れ、道の駅などに豊かな新米が並ぶ頃、観光果樹園では甘く実った柿や梨のフルーツ狩りを楽しめます。果樹園へ向かう途中、丘の上から見渡せば見事な柿の紅葉が眼下に。また流川(ながれかわ)桜並木に立ち寄れば桜の葉も紅く染まり、長く続く土手を染め上げています。
ゆるりと秋のフルーツを巡った後は合瀬耳納(おうぜみのう)トンネルを抜けて八女の星野村へ。「茶の文化館」で抹茶ひきの体験を楽しみ、「星の文化館」で宿泊をして天文台で星の観察をしながらゆっくり。翌朝は、緑の丘が続く八女中央大茶園を抜けて広川町にある太原(たいばる)のイチョウへ。一帯が黄金色に輝く景色の中に身を委ねれば、シャッターチャンスもたくさん。旅の締めくくりは柳川。王道の観光ルートである川下り体験やうなぎのせいろ蒸しを、ぜひどうぞ。
●やまんどん [住所]うきは市浮羽町山北2212-7 [電話]0943-77-4174
●茶の文化館 [住所]八女市星野村10816-5 [電話]0943-52-3003