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Smile移住・定住/築上町

【今回の先輩移住者】奈良漬さろん安部 専務取締役 安部 雄一郎さんの写真
【今回の先輩移住者】奈良漬さろん安部 専務取締役 安部 雄一郎さんの写真

ワインに合う奈良漬。新ブランドから夢を生み出す新生活

実家の漬物店を継ぐために帰郷した2代目が目指すのは、店や商品のブランディング。実家で生まれ地域に愛された奈良漬の味を大切に、商品のストーリーと共に世界へ発信しようと奔走中です。

新商品をきっかけにこの町でやりたいチャレンジを

「福岡なのに奈良漬?って、よく驚かれます」と笑顔を見せるのは、3年前に築上町へUターンした安部雄一郎さん。
きっかけとなったのは、酒類メーカーに勤めていた会社員の頃、休日や空き時間に試行錯誤しながら、実家の奈良漬を使った新ジャンルの商品を作ったことでした。「会社で任された商品と自分で生み出した商品。どちらかを選ぶとなったら、やっぱり自分の商品がかわいくて」。こうして実家で作る奈良漬の魅力を広げることが運命だと考え、Uターンを決意。
「もともと祖母が手作りしていた奈良漬を30年前に父が商品化。この味を大切に、会社勤めの経験も生かしながらブランディングをしよう」と新しいチャレンジが始まりました。昨年発売した“ヴィンテージ奈良漬”もその一つ。奈良漬に欠かせない酒粕を毎年異なる酒蔵から仕入れ、その年だけのプレミアムな価値を加えたことで、ストーリーも楽しめる商品です。

奈良漬とクリームチーズがパンにのった調理イメージ写真

奈良漬とクリームチーズが溶け合った味わい深い逸品。ワインやお酒との相性も抜群

「一度離れて帰ってきたことで、より地元のことを知りたくなりました」。と安部さん。「地方にいても、本人が何をしたいか、でしょう。築上町は住みやすいですよ。北九州空港まで30分、福岡市内へ1時間という環境は東京だと通勤圏内。豊かな自然と暮らす感性を大切に、ここだから見ることができるさまざまな夢をカタチにしたいと思います」。

奈良漬さろん安部の外観写真
ヴィンテージ琥珀神(こはくかんさ)2018の商品写真

「ヴィンテージ琥珀神(こはくかんさ)2018」は、八女市の酒造・喜多屋の酒粕を使い製造年を指定したプレミアムな奈良漬

  • 奈良漬さろん安部 専務取締役 安部 雄一郎(あべ ゆういちろう)さんの写真
  • 【今回の先輩移住者】

    奈良漬さろん安部 専務取締役 安部 雄一郎(あべ ゆういちろう)さん

    ワイン好きでソムリエの資格も持つ安部さん。実家の奈良漬とクリームチーズを絶妙に合わせた『SALON DE AMBRE(サロン・ド・アンブレ) 奈良漬×クリームチーズ』が2018年、「NIPPON OMIYAGE AWARD」の農林水産大臣賞を受賞。

築上町ってどんなところ

福岡県東部に位置する人口約2万人の町は、東九州高速道路で都市圏への移動もスムーズ。遠浅な豊前海から農作物も多彩な平野部、国定公園に指定される山間まで、自然と共生する暮らしが自慢です。

築上町の地図のイラスト
データで見る築上町の子育て支援制度:子ども医療費助成制度 未就学児無料・小~高校生月600円/病院ごと(入院・調剤無料)、保育料等無料化事業 第3子以降の児童保育料および副食費(おかず代など)無料・学習サポート制度 少人数で習熟度別指導を行う「築上塾」受講料 無料(小学4年生、中学3年生が対象)
メタセコイア並木道の写真

築上町の物産館「メタセの杜」に通じるメタセコイア並木道。写真スポットとしても人気

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    移住に関するセミナー・相談会などのイベント情報や移住支援制度一覧の他、「ふくおかファンクラブアンバサダー」のゴリけんさん、パラシュート部隊の斉藤優さん、矢野ぺぺさんをはじめとした移住体験インタビューなどを掲載しています。