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「福岡県医療費適正化計画(第4期)」を策定しました
「福岡県医療費適正化計画(第4期)」を策定しました
今後、本県の人口は減少に転じ、「団塊の世代」が75歳以上になるなど高齢化がさらに進み、医療費が増大していくことが見込まれます。
このような状況を踏まえ、医療保険制度の持続可能性を高めるためには、県民の生活の質を維持及び向上しつつ、良質かつ適正な医療を効率的に提供する体制を確保していく必要があります。
このため、県では、福岡県健康増進計画などの関連計画との調和を図りながら、医療費の伸びの適正化を総合的に進める「福岡県医療費適正化計画(第4期)」を策定しました。
1 基本理念
県民の健康の保持の推進及び生活の質を確保・向上する形で医療の効率的な提供に取り組むことにより、県民の医療費の負担が過大なものとならず、誰もが安心して医療を受けられるよう、医療費の伸びの適正化を目指す。
2 策定根拠及び計画期間
策定根拠 : 高齢者の医療の確保に関する法律第9条の規定に基づく法定計画
計画期間 : 2024(令和6)年度 ~ 2029(令和11)年度(6年間)
3 福岡県の現状
・令和3年度の1人当たり後期高齢者医療費は全国平均の1.25倍で、全国第1位である。
・高血圧疾患などの生活習慣病に分類される疾病の受療率が全国平均を上回っている。
4 主な目標
項 目 |
現状値 |
目標値(R11) |
特定健康診査の実施率 |
51.9%(R3) |
70%以上 |
特定保健指導の実施率 |
26.0%(R3) |
45%以上 |
糖尿病性腎症による 年間新規透析導入患者数 |
604人(R4) |
570人以下 ※R16目標 |
後発医薬品の普及率 |
77.6%(R3) |
80%以上 ※R6目標 |
バイオ後続品の普及率 |
18.8% (R3) (16成分中3成分) |
60%以上 (数量ベースで80%以上バイオ後続品に置き換わった成分数の割合) |
5 主な施策
(1)県民の健康の保持の推進
・特定健康診査及び特定保健指導の推進
・健康づくりによる生活習慣病予防と重症化予防等
・がん予防の推進
(2)医療の効率的な提供の推進
・病床機能の分化及び連携の推進並びに地域包括ケアシステムの構築及び深化・推進
・後発医薬品・バイオ後続品の使用促進
・医薬品の適正使用の推進
6 本県における医療費の見込み
医療費適正化の取組に基づく適正化効果額 151億円
適正化前:2024(R6)年度 2兆2,368億円 → 2029(R11)年度 2兆4,998億円
適正化後:2024(R6)年度 2兆2,329億円 → 2029(R11)年度 2兆4,847億円
※計画はこちらのページに掲載しています。