本文
中国帰国者と地域の方々との「ふれあい交流事業」を実施します!
戦後の混乱により日本に帰国できず、日中の国交が回復した後、ようやく祖国日本に帰国することができた「中国帰国者」の方々をご存じでしょうか。
中国帰国者の中には、帰国後、言葉の問題や生活習慣の違いから、地域社会に溶け込めず、苦労されている方がいらっしゃいます。
県では、中国帰国者の方々が、地域の方々とのつながりをつくり、互いの理解を深め、安心して暮らせるようになることを目的として、毎年「ふれあい交流事業」を実施しています。今年度は2月23日に古賀市で開催し、地域の方々と一緒に料理やレクリエーションを行います。
1 日 時 令和6年2月23日(金曜日・祝日)11時00分 ~ 15時00分
2 場 所 リーパスプラザこが(福岡県古賀市中央2-13-1)
3 参加者 県内居住の中国帰国者及び地域の方々(地域のボランティア等)
4 内 容
(1)開会式 (11時00分から)
(2)料理交流(11時10分から)
味噌玉づくりを行い、かしわ飯を一緒に食べます。
(3)アトラクション交流会(13時10分から)
中国帰国者による太極拳や踊り、地元ボランティアによる演奏の披露等
(昨年度の様子)
【参考】中国帰国者とは
昭和20年当時、中国の東北地方(旧満州地区)には、開拓団等多くの日本人が居住していましたが、同年8月9日のソ連軍の対日参戦により、戦闘に巻き込まれたり、避難中の飢餓や疾病等により多くの方が犠牲となりました。
このような中、居住地を追われ避難する中で、肉親と離別して孤児となり、中国の養父母に育てられたり、やむなく中国に残ることになった方々を「中国残留邦人」といい、「中国残留邦人」とその家族の方を「中国帰国者」と言います。