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豊前海流入河川 長峡川(ながおがわ)における鉛の環境基準超過について

発表日:2023年12月22日 14時00分 印刷
担当課:
環境部環境保全課
直通:
092-643-3359
内線:
3433
担当者:
寺本、定石

1 概要                                  

 福岡県では、水質汚濁防止法に基づき、国や市町村等の関係機関と連携して、公共用水域の水質監視調査を実施しています。

今年10月に行橋市が長峡川の簸川橋(ひかわばし)で水質監視調査を実施したところ、12月15日に環境基準値(*)を超える鉛の検出が確認され、同日、県に報告がありました。

県はこれを受け、速やかに、長峡川流域に水道の取水がないことを確認するとともに、当該流域の主な工場・事業場に対して情報を提供のうえ、水質事故等がなかったことを確認しました。

なお、今回検出された濃度では、直ちに健康への影響はありません。

また、県では、現状の把握及び原因究明のため、12月19日に追加調査を実施したところ、全ての地点で鉛が環境基準に適合することを確認しました。

今後も引き続き、当該地点での水質監視を継続していきます。

(*)環境基準値
年平均で維持されることが望ましい目標値。有害物質については、体重50kgの人が1日2リットルの水を生涯にわたって飲用しても健康影響が生じないよう、安全率を見込んで設定されており、基準値超過により直ちに健康に影響が出るものではありません。

2 行橋市が実施した調査

 (1) 採水日

   令和5年10月19日

 (2) 調査結果

   調査地点:簸川橋(長峡川)

   分析結果:鉛 0.04mg/L(環境基準値0.01mg/L)

3 県が実施した追加調査(今回)

(単位:mg/L)

採水日

長音寺橋

津の熊橋

ふれあい橋

長峡橋

簸川橋

亀川橋

12月19日

<0.005

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<0.005

<0.005

<0.005

各調査地点(別紙参照) [PDFファイル/264KB]

4 参考(鉛について)

(1) 健康への影響

 高濃度の鉛による中毒症状として、貧血・消化管の障害・神経系の障害等の可能性があるといわれています。

(2) 鉛の特徴

 鉛は自然界に存在し、比較的柔らかく加工が容易なため、バッテリー(蓄電池)やはんだの原料など多方面で利用されています。