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世界最大のバイオ産業拠点であるボストンでピッチイベント「フクオカ イノベーション ナイト」を開催しました
○10月15日(日)~17日(火)の日程で、知事、県議会議長をはじめとする訪問団が、世界最大のバイオ産業拠点であるアメリカ合衆国・ボストンを訪問しました。
〇福岡県は、国の「地域バイオコミュニティ」第1号に西日本で唯一選ばれており、バイオ産業の振興に力を入れています。今回、県内バイオベンチャーへの投資や協業につなげるため、10月16日(月)に、在ボストン日本国総領事館や在福岡米国領事館と連携のもと、現地の製薬企業やベンチャーキャピタル等を対象としたピッチイベント「フクオカ イノベーション ナイト」を開催しました。在ボストン日本国総領事館によると、地方自治体が主催するピッチイベントは、初の取り組みとのことであり、会場の定員を超える約100名もの方々が来場しました。
〇ピッチイベントの冒頭で、服部知事は「『世界から選ばれる福岡県』への挑戦」と題し、本県のバイオ産業振興策についてプレゼンテーションを行い、「今回のイベントを契機にマサチューセッツ州、そしてボストンと福岡県との連携が深まり、双方のバイオ産業におけるさらなる発展を生み出していきましょう」と現地参加者に呼びかけました。
〇続いて、県が支援しているバイオベンチャー「(株)フェリクス」(久留米市・未熟児網膜症治療薬を開発中)や、「(株)CUBICStars」(久留米市・組織を透明化し染色することで臓器を細胞レベルまでイメージングできる技術を開発)などによるプレゼンが行われ、ピッチイベント終了後の交流会では具体的なビジネスに繋がるネットワーキングが活発に行われました。
〇さらに、翌日には、バイオベンチャーと現地ベンチャーキャピタルとの意見交換会や個別ビジネスマッチングを行いました。
〇参加したバイオベンチャーからは、「米国のベンチャーキャピタルは、極めて専門的な知見を有しており、有益なアドバイスが得られた」、「米国有力ベンチャーキャピタルとのコネクション形成を行うことができた」、「一度に多くのビジネス関係者と人脈形成を行うことができた」、現地参加者からは「福岡とボストンは、産学官が密接に連携しており、共通点が多い」、「ユニークなバイオベンチャーが育っており、協業や共同研究を考えたい」などの声が寄せられ、今後のビジネス展開が期待されます。
1 イベント名
フクオカ イノベーション ナイト
2 日時
令和5年10月16日(月)18時00分~20時00分
3 会場
在ボストン日本国総領事館
4 出席者
<現地企業等>
製薬、ベンチャーキャピタル、金融機関、MIT・ハーバード等大学関係者など約100名
<県側>
福岡県知事 服部 誠太郎
福岡県議会議長 香原 勝司
九州の自立を考える会副会長 原口 剣生
自由民主党福岡県議団会長 松尾 統章
九州経済連合会会長 倉富 純男
九州大学総長 石橋 達朗
在ボストン日本国総領事 鈴木 光太郎 ほか
(添付資料)