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令和5年上半期(1月~6月)における福岡県内のHIV感染者・エイズ患者報告数等について

発表日:2023年9月29日 14時00分 印刷
担当課:
保健医療介護部がん感染症疾病対策課
直通:
092-643-3597
内線:
3064,3066
担当者:
中山、吉本

 

令和5年上半期(1月~6月)における福岡県内のHIV感染者・エイズ患者報告数等の情報を公表します(令和5年9月29日現在、速報値)

福岡県では、エイズ予防対策の一環として、県内(北九州市・福岡市・久留米市を含む)のHIV感染者・エイズ患者報告数等の情報を年2回、北九州市及び福岡市と同日公表しています。

令和5年上半期(1月~6月)の報告数

(1)HIV感染者は22名、エイズ患者は5名でした。昨年の同期間と比べ、HIV感染者では8名、エイズ患者では4名の減少となりました。

(2)年代別でみると、HIV感染者は20~40代に多く、エイズ患者は20~50代でみられ年代間での大きな偏りはありませんでした。

(3)国籍・性別でみると、日本人男性が最も多く23名でした。女性の報告はありませんでした。

(4)推定される感染経路は、同性間性的接触(同性・異性間性的接触を1名含む)が最も多く15名でした。全体の約56%を占めています。

感染者等数

 

HIV感染症・エイズの治療は飛躍的に進歩しています

HIVは感染力が弱く、性行為以外の日常生活でうつることはほとんどありません。 また、感染しても、早期に発見し適切な治療を継続すれば、エイズの発症を防いだり遅らせること ができ、感染前と変わらない日常生活を送ることができます。

早期発見が大事!HIV抗体検査を受けましょう!

HIVは感染すると発熱などの症状がみられることもありますが、数週間で消失し、その後無症候 期に入ります。無症候期は数年〜10年以上続く人もいますが、感染後、短期間のうちにエイズを発 症する人もいます。感染に早期に気付くためには、HIV抗体検査を受けることが重要です。 県内の保健所では、無料・匿名でエイズ相談とHIV抗体検査を実施しています。 このうち9か所では、通常1週間かかる検査の結果が約1時間で分かる迅速検査を実施しています (別紙参照)。

別紙 : 福岡県内の性感染症の検査実施保健所一覧 [PDFファイル/147KB]

エイズは、STD(性感染症)のひとつで、誰でも感染する可能性がある病気です。 HIVに感染しただけではほとんど症状がないため、気付かず過ごしているかもしれません。 感染の不安がある方は、早めに検査に行きましょう。