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平成29年度奨学生レポート

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年2月28日更新

2017年秋

高比良 一槻

米国 ノーザン州立大学

 

 アメリカに来てから約4ヶ月、学問関係以外でも様々な経験をすることができた。その内の3つについてそれぞれ話す。

 

 1つめは、外国人の友だちを多く作れたことだ。ノーザン州立大学に到着してから一週間の間、留学生を対象としたオリエンテーションがあった。自分から海外の学生に話しかけ友達を増やしていくと決めていた私は、その期間の間機会を見つけては積極的にアプローチをしていった。食堂ではまだ話したことのない学生に声をかけ共に食事をし、何かイベントや講義があるときは積極的に参加し、その輪の中に入っていった。アジア人の学生、特に中国人、韓国人とはかなり良い交友関係を気づけたように感じる。

 たくさんいる留学生の中でも、やはり同じアジアの国々から来た学生達の間には、仲間意識のようなものがあるのを感じた。彼らと会話する中で最も多く、また最も学びになった話題は、文化の違いから生じる価値観の違いである。例えばスピーチ関する講義の中で、生徒同士でグループを作り、1つの発表をする機会があった。私たちは韓国人4人、中国人2人、日本人1人で計7人のグループであった。どのようにそのスピーチを構成するかについて話し合ったとき、きれいに国籍ごとに意見が別れたのには驚いたが、お互いの意見を折衷し、自分の今までのスピーチの中での最高得点を取ることができた。

 また、外国人との話題に関して、これはアメリカ人以外限定になるが、お互いの言葉を教え合うことができるのが自分にとって最も楽しい経験の1つである。ひとつ驚いたのが、韓国人の学生たちがびっくりするほど親日であったことだ。近年、日本政府と韓国政府の間には領土問題を含む幾つかの問題がある。それによって留学先での韓国人学生との関係が悪くなることは、実は私が留学前に危惧していたことのひとつであった。

 しかし韓国出身の生徒たちは日本に興味津々で、キャンパスで出逢えば簡単な日本語の挨拶で声をかけてくれたり、お互いの文化に関してたくさん会話をすることができた。どうやらその背景には、韓国で日本の作品(主にアニメや映画)が人気で、かつ韓国人の生徒は高校時代中国語か日本語どちらかを選択して履修する制度があるというのがあるそうだ。また、これは韓国人に限らず、お互いの国の料理を作り合って、交換することができた。

 やはり日本食は世界的に有名で、特に日本食の名前を挙げてもらうと必ずと言っていいほど寿司が出てきた。私は祖父母が栃木県で寿司屋を営んでいることもあり、寿司を実際に学生たちに振る舞った際には、かなり喜んでもらうことができた。これから留学していく高校生たちには、日本を発つ前に何かしら日本料理のレシピを身につけること、たとえ英語に苦手意識があっても、自分から積極的に話しかけていくことを覚えておいてほしい。自分が友好的に相手に接している限り、相手も同様の対応をしてくれることを、私はアメリカに来てすぐ学んだ。

 

 2つめに、大学のマーチングバンドに参加することができたことだ。私は中学校時代に学校のマーチングバンドで指揮者をやっていたこともあり、大学でマーチングをするというのも実はアメリカ留学中のひとつのゴールであった。

 ノーザン州立大学にはフットボールのシーズン中(9月〜11月)に活動するマーチングバンドがあり、その活動は主に、地区のマーチングコンテストの出場とフットボールチームの応援であった。これは留学席での主な経験の1つめとも重なるのだが、特に同じサックスパートの学生たちと友達になることができた。また、数多くのアメリカ人と同じバンドで演奏、パフォーマンスをし、達成感を味わえたのは本当に良い経験になった。

 ”音楽は国境を超える”、”音楽に言葉はいらない”などとは日本で育ってきた間テレビ番組などで多く耳にしてきたが、それを自分の体験として実際にできたのは自分の中で大きな達成となった。また少し余談ではあるが、広く知られているように英語には絶対的な敬語はない。おそらくそれによるものだと考えられるが、アメリカでは教師と生徒、先輩と後輩、これらは皆平等とされ、それぞれの意見は差別なく受け入れられる。大学3年生や4年生と一緒に活動をするこのバンドだからこそ、これを直に学ぶことができた。留学することを考えている学生は、ぜひ何かしらのバンドやクラブに所属することをおすすめしたい。アメリカの人々は新入生に対して非常に友好的で、良い関係を築くことができると思う。

 

 3つめに、ホストファミリーと深く関われたことだ。ノーザン州立大学は留学生の占める割合が約20%というのもあり、ファミリーフレンドプログラムという制度がある。この制度を利用することにより、希望する生徒は、自分の受験に合うホストファミリーを大学キャンパスの近くで見つけ、彼らと交友関係を築くことができる。私もそのプログラムに申し込み、大学の教授とホストファミリーの関係を結ぶことができた。彼女は音楽専攻の教授で、婚約者と2人でキャンパスの近くに暮らしている。週末はそのホストファミリーと、ホストブラザーである韓国人の男子学生1人と、4人で遊びに出かけたり、一緒にご飯を食べたりしている。

 ネイティブの人と長時間ともに過ごすというのはかなり良い英語の練習にもなり、またアメリカの一般家庭の暮らしについても学ぶことができるため、私はその時間を大事にしている。今高校に通っている学生たちも、アメリカの大学に通うことがあれば、ホストファミリーのようなものを持つことは、英語の上達にも異文化の理解にも大いにつながると思う。ノーザン州立大学のようにそのような制度がなくても、アメリカ人のルームメイトの実家に泊まったりするなど他の方法をいくらでも見つけられると思うので、ぜひ挑戦してほしい。

 このように、まだ約4ヶ月ではあるが、ノーザン州立大学での学びの中で、私は多くのことを経験することができた。次のセメスターでは、同じ講義を受けているアメリカ人の友達に積極的にアプローチをして友達になる、それによって比較的劣っている自分のリスニング能力を改善するのが目標である。福岡県に与えていただいたこの貴重な機会、日々を大事に過ごしていきたいと思う。

藤野 桜羽

米国 セントアンドリュース大学

 

 8月に渡米してから早4ヶ月が過ぎ、長いようで短かったアメリカでの最初のセメスターが終わりました。 最初の一か月は大量のリーディングとライティングの課題に追われ、毎日夜遅くまで図書館にこもりっきりでした。しかし多くの生徒が学業だけでなく部活動やワークスタディーを両立させているのを目の当たりにし、このままでは友達もできず充実した学生生活とはいえないと思いインターナショナルスチューデントユニオンと大学の聖歌隊に入りました。

 二つのアクティビティに入った分、最初はタイムマネジメントが難しかったですが、少しずつ要領をつかみ、勉強とアクティビティを両立することができました。インターナショナルスチューデントユニオンは、留学生と国際交流に興味を持つ生徒で構成されており、主に留学生の交流会や日帰り旅行の企画、そして様々な国の料理を提供するディナーパーティーを毎月開催しました。私は主にイベントの設営を担当しました。10月に開催した寿司ナイトではカフェテリアの職員の方々の協力の下、手巻き寿司コーナーを設置しました。たくさんの生徒や教授が初めて作る寿司に感動し、おいしく食べている姿を見てこちらまで嬉しくなりました。

 何か音楽にかかわりたいと思い入った聖歌隊では、言葉や文化の壁を越える音楽の力を改めて感じました。言葉や文化は違っていても、音楽を通して沢山の友達ができ、また沢山の人を笑顔にすることができました。毎月様々な街の教会に歌いに行くのですが、どの教会も美しくそんな神聖な場所で歌うことはとても気持ちがよかったです。

 インターナショナルスチューデントユニオンと聖歌隊に入ったことで、勉強漬けだった日々に楽しみができ友達も増え、目標としていた勉強だけではないアメリカの大学生活に近づいたと思います。最後にはなりますが私の留学を支援してくださっている多くの方々に心から感謝申し上げます。アンビシャス奨学生として恥じぬよう、現状に満足せず、来学期も様々なことに挑戦し、学業面、生活面ともに実りのある一学期にしたいです。

合唱団の友人と

合唱団の友人たちと

自然豊かな学校風景の写真です

自然豊かな学校風景

2018年春

高比良 一槻

米国 ノーザン州立大学

 

アメリカでの留学生活ももう二学期目になり、キャンパスでの生活にもかなり慣れてきたように感じる。英語を通してコミュニケーションを取ることにも抵抗がなくなり、交友関係も前学期よりも随分と広がった。そんな中で、今学期で自分が特に意欲的に取り組んだことが3つある。

 

 まず第一に、アメリカ人との交友関係をより築くことができた。前学期では自身の英語力が伴わなかったのとネイティブ話者に話しかけることに抵抗があったのもあり、主な交友関係は同じ境遇にある留学生に限られていた。しかし今学期は、自分から積極的にアメリカ人と関わりにいき、彼らと共に過ごす時間を増やすことができた。具体的には、初回の授業でアメリカ人が多く座っているところに席を取り、自分が日本からの留学生であることを自分から話した。また、英語力を伸ばすためにアメリカ人と主な時間を過ごしたいという旨を伝え、交友関係を築いていった。

 

 次に、コンサートバンドでの音楽活動にも力を入れた。私が中学生時代に吹奏楽部に所属しておりサキソフォンを演奏していたことと、ホストファミリーがコンサートバンドの教授兼指揮者であることもあり、授業の一環としてコンサートバンドに所属した。コンサートバンドには音楽を専攻としている学生のほか、楽器を演奏できる地域住民も参加しており、音楽活動を通して交友関係を広げることができた。音楽専攻ではない生徒もバンドに参加することができるため、他の交換留学生とも共に活動をすることができ、活動がより楽しいものとなった。今学期はコンサートを2回行い、その内の1つではオーディションで選ばれた学生たちで構成されるシンフォニックバンドと共演し、より高いレベルの演奏者たちから刺激を受けることができた。またサキソフォンに関しては、サキソフォン奏者用のプライベートレッスンを受講することにより個人の技術も伸ばし、バンドに貢献できたように感じる。

 

 最後に、キャンパス内でのアルバイトである。キャンパス内では食堂、ベーグル屋、コンビニの3ヶ所で留学生はアルバイトをすることができ、私はその中で食堂を選んでアルバイトを始めた。基本的に週20時間が留学生の働ける最大の時間であり、私は一日五時間弱、週に4日働いている。留学先後、キャンパス内でアルバイトをするかどうか迷っている学生がいると思うが、私は働くことを強くおすすめしたい。その理由は2つある。1つめは、仕事中に仕事仲間である友達と、仕事に関することや授業に関すること、その他諸々のことについて英語で話すことにより、英語力が格段に伸びること。特にキャンパス内で働くということは人の目に多くつくということであり、他の学生に顔を覚えてもらえ、交友関係の拡大につながる。もう一つは時間を効率的に使えるようになることだ。自分の場合、時間がありすぎると課題やテスト勉強を後回しにしてしまう傾向があるため、あえてアルバイトをすることにより自由時間を減らし、なるべく暇な時間を作らないようにしている。

 

 留学生活を初めて9か月、日本ではできなかったであろうあらゆることに挑戦、経験することができた。大学2年生としての次の1年間も、初めの1年で培ったコミュニケーション能力を活かして精進していきたい。

コンサートバンドの仲間と

大学のコンサートバンドに所属する留学生達

コンサートの様子

大学内のホールで行われたコンサートの様子

藤野 桜羽

米国 セントアンドリュース大学

 

アメリカでの大学生活の一年目が終わりました。私の今学期の目標は新しいことに挑戦すること、そして。前学期同様、今学期もインターナショナルスチューデントユニオン(以下ISU)と聖歌隊に所属しました。それに加えて今学期は前学期履修したジェンダースタディーの教授と話し合いジェンダージャスティスクラブの初期メンバーの一人としてクラブの立ち上げに携わりました。

 

このクラブは以前から存在はしていたものの、長い間活動しておらず、今回私を含め6人のメンバーで再稼働させました。書類事務、部員集め、計画立てから始まり、2月にようやく最初の行事である護身術のクラスを女子生徒に向けて開講しました。

 

合気道とテコンドーの師範資格を持つ教授にお願いし、相手の力をうまく使った基本的な身の守り方を四週にわたって伝授していただきました。4月にはsexual assault awareness month、 性暴力についての意識向上を目的としたキャンペーン月間の一環として、キャンドルヴィジルを地元の性暴力支援センターと協力し行いました。このイベントに向けてシンボルカラーのブルーリボンを作り配布したり、チラシを製作し各寮や教室に掲示したり、SNS上で発信したりとイベントのプロモーションを行った結果、用意していたキャンドルの数が足りなくなるほど沢山の生徒や教授、地元の方に参加いただき、多くの人に性暴力の身近さや、声を上げることの大切さを知ってもらうことができました。また、この様子はなんと地元の新聞にも掲載されました。

 

部活動と学業の両立に加えて今学期心掛けていたのは、友達とよりコミュニケーションをとり仲良くなることです。私は複数の部活に所属していたため必然的に顔見知りは増えたものの挨拶止まりでなかなか仲のいい友達を作ることができませんでした。授業は予習復習をして臨むため学業面で英語の不自由を感じることはありませんでしたが、普段生活している中での友達との会話についていくのはとても大変でした。

 

それは私の英語力が十分でないことや、彼らの話すスピードが速いからという理由だけでなく、南部独特のアクセントやスラングなど彼らの話す英語が今まで私が聞いてきたリスニングCDの英語とは全く異なる英語だったからです。何度も何度も聞き返して結局言っていたのは私が既に知っているはずの簡単な単語や挨拶だったということが最初は何度もありました。

 

また、言語の壁以外にも文化の壁があることを痛感しました。私が通っているのは田舎にある小さなリベラルアーツカレッジということもあってか、私の周りでは私が初めての日本人、ましてやアジア人の友人という人も少なくありませんでした。そんな日本の文化を知らない彼らと、アメリカについての知識の浅い私との間で共通の話題を探すのはなかなか難しく最初は全く会話が続きませんでした。何よりも辛かったのは、会話中に出てくるアメリカ人なら誰もが知っているドラマの話題やジョークなどが分からず同じタイミングで笑えないことでした。

 

しかし、こうした文化のギャップを埋めるため週末には日本食を友達にシェアして日本のことを知ってもらったり、movie nightを開いて私がまだ見たことのないアメリカの定番ドラマや映画を友達と一緒に見たりして距離を縮めました。アメリカに来て一年が経ち、もちろん来た当初より英語力も格段とついて日々の生活は楽にはなりました。しかし、未だに相手の言っていることが分からないときや、何度も同じ質問をすることもあります。言葉に詰まることや、上手く自分の気持ちが伝えられず歯がゆい思いをすることもあります。それでも聞くことを恐れず、そして相手の文化を知ろうと歩み寄ることで少しずつ言葉と文化の壁を乗り越えようとしています。レポートにはもっと上手くいったことを綴りたいところですが、現実はそう上手くはいかず、今も努力しているところです。来年は更に自信を持って充実したといえる1年を送る為に、学業、課外活動共にさらに深く取り組んでいきたいと思います。

 

2018年秋

高比良 一槻

米国 ノーザン州立大学

 ノーザン州立大学に来てからもう早くも1年以上が経過し、充実した時間の過ぎていく早さに驚いている。自分の中で今回の学期は、学業、アルバイト、音楽活動の3つの柱によって回っていたように感じる。

 まず、はじめに学業面では、英語での授業についていく大変さ、宿題の多さにはほぼ完全に慣れることができ、多忙な生活の中でさらに自分の時間を作る余裕も出てきた。苦戦していたComposition(文章構成法)の授業も、課題につまづいたときにはすぐ教授のオフィスを訪ねたり、チュータリングセンターを活用するなどして無事完了することができた。

 アメリカでは生徒と教授の関係が非常に密接で、特にサウスダコタ州のような田舎にある小さな大学だと、教授が自宅に生徒を招待し、一緒にパーティを楽しむことも頻繁にある。同時に授業もアットホームな雰囲気で受けることができ、質問や意見をしやすい環境にあるため、留学生活において学業面を心配している高校生は安心できると思う。

 次にカフェテリアでのアルバイトについてである。私のアルバイト先で働いているのはほとんどが留学生、特に1学期または2学期で母国に帰ってしまう交換留学生が多く、学期初めには彼らにカフェテリアでの仕事を教えることから始まる。私は前学期に働き始めたばかりにも関わらずもう既にそこでのアルバイト歴が長い方に入り、新しく働き始めた学生に仕事を教える役目を担うことになった。

 留学先で仕事を教えることは、自分の英語力、特に語い力の強化に繋がり、とても良い経験ができたと思っている。また、場所にもよるが留学中のアルバイトはそこまでハードルが高くなく、海外で働くというのもなかなかできない経験に間違いないので、ぜひチャレンジしてみることをおすすめしたい。

 最後に、音楽活動についてである。自分の中ではこれが最も大きな要素だったのではないかと思う。大学での活動の一環として参加していたバンドに力を注いでいくうちに、自分の中で音楽教育に対する興味が高まっていくのを感じ、専攻を初等教育から音楽教育に変更することに決めた。専攻の変更はアメリカではよくあることで、手続きも非常に簡単になっている。大半の学生は入学してしばらくは一般教養の授業を多く取り、その中で自分のやりたいことを見つけていく。まだ自分の将来のビジョンが決まっていない高校生は特に、留学を通して自分の将来の明確化を目指してほしい。

 それ以外では、日本の文化を人々に知ってもらうため、Japanese Students Associationを立ち上げその代表になった。活動の一環として、他の日本人学生とともに日本食を作り大学の一大イベントであるCultural Festivalを盛り上げることができたと思う。

 今回の学期は、あらゆる面において非常に充実させることができたと思う。専攻の変更と同時にまた気持ちを切り替え、次の学期もまた新たな気持ちで臨んでいきたい。

藤野 桜羽

米国 セントアンドリュース大学

 新学期が始まり一か月もたたない9月11日、私はノースカロライナ州北部バーリントンの友人宅にいた。巨大ハリケーンフローレンスの接近により大学が休校となったのだ。予定では約3日間の休校だったが、ハリケーンが予想以上に長くノースカロライナ州に留まりキャンパスが大きな被害を受けた為、大学に戻れたのは結局三週間後のことだった。

 ハリケーンが去り大学に戻ってからは嵐のように忙しい毎日だった。「新たなことに挑戦する学期」と決めた今学期は、馬術や演劇のクラスを履修してみたり、インターナショナルスチューデントユニオン(以下ISU)の副部長になりイベントや旅行を企画してみたりと今まで以上に忙しくも充実した学期となった。

 沢山の挑戦の中でも特に思い出に残っているのはISUでの活動だ。ISUはそれまでの部長の引退、サポートをしてくれていたアドバイザーの転勤などが重なり実質活動が休止してしまっていた。そこで今学期私と部長で新しいアドバイザー探しから部活立ち上げの手続きメンバー集めまで全て一から行った。

 クラブを立ち上げてからまず行ったのはキャンパスから空港までのシャトルバスの手配だ。私の大学から空港までは車で約45分かかるのだが公共交通機関は一切ない為、留学生はこれまで車を持っている友人や教授に送迎を頼んでいた。そんな留学生の悩みを解決するべく大学側に協力してもらい留学生用に空港シャトルバスを運営することにした。まず具体的に何名の留学生が送迎を必要としているのか、一日何往復必要なのか、ガス代はいくらかかるのか、誰が運転するのかなど、一から調べ上げた。そしてアドバイザーや、学校側とのミーティング重ね何とか冬休みまでに留学生全員の送迎バスを手配することができた。最初は気の遠くなる作業に音を上げそうになったが、全ての学生を空港まで無事に送りと遂げたと学校側から報告が来た時には大きな達成感を感じた。

 空港シャトルの運営と並行して、今学期は感謝祭中にワシントンDCへのフィールドトリップを企画、実行した。国会議事堂見学ツアーや自然史博物館、国立航空宇宙博物館など様々な場所を巡ったが特に印象に残っているのは最終日に訪れたアーリントン国立墓地、無名先戦士の墓で献花を行ったことだ。アーリントン墓地にはアメリカの兵士やアメリカ史上重要な人物が埋葬されており、その中の無名戦士の墓には、戦場で亡くなった身元不明の戦没者が数多く埋葬されている。この献花式は各国の要人がアメリカを訪れた際の恒例行事でもあるのだが、事前に予約をすれば一般でも行うことができる。今回は大学、クラブを代表して、私、部長、その他二名の生徒が献花を行った。式が始まるとそれまでの雰囲気が一変し、衛兵のかけ声、銃を動かす音、靴の音のみが響く厳粛な空気に包まれた。大学の名前が呼ばれ、献花台に立つまでの静けさとピリッとした緊張感は今でも忘れない。献花をし、歴史の礎となった先人たちの苦闘に思いを馳せながら平和への思いを胸に深く刻み込んだ。

 沢山のことに挑戦した今学期。クラブの副部長となったことで一段と忙がしい毎日ではあったが、一日一日が新鮮で、何かを一から始め形にする度に大きな達成感と充実感を得ることができた。来学期はシャトルの手配や旅行計画の他にも夏休み中のストレージを確保や語学学校生へのサポートの強化などISUでやりたいことが山ほどある。学業にも励みつつ、クラブのメンバーやアドバイザーと協力し一つ一つ時間はかかっても実現できればと思う。

ハリケーンの被害

写真:ハリケーンの影響で浸水した校舎

馬術の授業でいつも乗っていた馬、レッドと

写真:馬術の授業でいつも乗っていた馬、レッドと

 

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