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No.25一般社団法人くろがわ設立
更新日:2023年12月13日更新
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平成29年7月の九州北部豪雨で甚大な被害を受けた朝倉市黒川地区では、被災から6年経った現在でも、農地改良復旧工事が行われています。中山間地域であり、高齢化も進む同地区では、令和2年11月に「黒川地区の農業(未来)を考える会」を発足し、「将来の担い手をどうするのか?」「黒川地区の将来の農業の姿はどうあるべきなのか?」について検討を進めてきました。
令和4年9月には、どうしても管理者が決まらない復旧農地の保全管理を受託する実動組織として「黒川の農地を守る会」を設立し、保全管理作業を行っています。そのような農地は今後も増加するものと予想されるため、復旧農地の保全管理作業のみならず、黒川地区の農地を守り、活用していく組織として、「一般社団法人くろがわ」が令和5年8月に設立されました。集落の営農を担う農事組合法人という形態は、朝倉市内にも複数存在しますが、地域全体で農地を守り、農業を担う一般社団法人という新しい担い手組織の設立は福岡県内でも第1号です。
12月9日に開催された設立総会では、「将来『この法人をつくってよかった!』と思えるよう、皆さんとともに頑張っていきたい。」という理事の挨拶があり、役員、会員の皆さんとも決意を新たにされていました。
普及指導センターでは、引き続き関係機関と連携して黒川地区農業の明るい未来に向けて支援していきます。