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No.16部分浅耕一工程播種で大豆の収量向上へ

更新日:2023年10月3日更新 印刷

地下部の生育調査を実施

 近年、県内の大豆収量は低下しており、その要因の1つとして播種時期の遅れが考えられます。朝倉普及指導センターでは、大豆の適期播種を推進するため、JA筑前あさくらと連携して梅雨の合間に播種可能な「部分浅耕一工程播種技術」の展示ほを設置しました。部分浅耕一工程播種は乾燥条件でも根が張り、生育量が確保できる技術でもあります。そこで、大豆の地下部調査を実施し、根の生育状況を慣行の播種体系と比較しました。

 慣行播種ほ場における大豆の根はすき床までしか伸長していなかったのに対し、部分浅耕一工程播種ほ場では地下35cm以下まで、深く根が張っていました。それに伴い、地上部の主茎長も、部分浅耕一工程播種ほ場では慣行播種ほ場よりも長く、生育量も確保できていました。

 展示ほ実施農家は、「耕起していないところ(下層)にしっかり根が張っていて驚いた」「生育量が確保できている理由が分かった」という感想でした。また、生育が良好なことから周囲の農家も展示ほに注目し、「部分浅耕一工程播種に取り組んでみたい」という声が多く聞かれました。

 普及指導センターは、今後も関係機関と連携し大豆の収量向上に向けて支援を行っていきます。

大豆圃場で部分浅耕一工程播種の説明を行っているところ
土を掘って土壌下層における大豆の根の張り状況を確認しているところ

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