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特集 令和6年度 福岡県の予算 福岡県の未来を見据え、「成長・発展」を加速前進!

総額 2兆2,207億円

※令和5年度12月および2月補正予算+令和6年度当初予算による16カ月予算(一般会計規模)

1000億円の人づくり 県内GDP20兆円への挑戦 安全・安心で活力ある社会づくり 将来を守るサステナブル社会への改新 未来を拓くイノベーションの創発

県民の皆さまの命と健康、生活を守ることを第一に、「1000億円の人づくり」、「県内GDP20兆円への挑戦」、「安全・安心で活力ある社会づくり」の3つの柱のもと、各種施策を力強く実行します。
そのキーワードは、サステナブルイノベーションです。少子高齢化、人口減少、人手不足、賃金と物価の好循環の実現など、先送りできない社会課題に立ち向かいます。そして、地球温暖化、頻発化する自然災害、新型コロナウイルスなどの感染症など、さまざまなリスクから県民の皆さまの現在と将来を守るサステナブル(持続可能な)社会を実現していきます。
同時に、デジタルや先端技術、そして何より「人」が生み出すイノベーション(物事を革新する)の力で、労働生産性を向上させ、新たな価値の創出を図り、福岡県の成長・発展の歩みを加速してまいります。

福岡県知事 服部 誠太郎

※予算額は万円未満四捨五入

将来を守る
サステナブル社会への改新

少子化に歯止めをかける、出産・子育て安心社会づくり

県独自の補助制度を創設し、産後ケア利用者の負担を軽減…1億2,063万円

産後の母子が心身ケアや育児サポートを受けられる産後ケア事業の利用促進を図り、母子の健やかな生活を支援

産後ケアイメージ

こどもたちに多様な学びの場を提供

全国初

「学びの多様化学校」を県立高校に設置…1,225万円

不登校になったこどもたちが安心して学び続けられるよう、少人数での授業や学び直しなど一人一人のニーズに合った教育が受けられる「学びの多様化学校(不登校特例校)」を設置(令和7年度)

県内全域で博多青松高校の通信制課程を履修できる環境を整備…5,398万円

通信制課程の対面授業を協力校(ひびき高校、大牟田北高校、西田川高校)で実施

博多青松高校

人手不足に打ち克つ、不断の働き方改革の推進

「2024年問題」に対応
物流・地域公共交通

安定的な物流サービスを確保…6億234万円

トラックドライバーの労働負担の軽減や拘束時間削減につながる取り組みを支援

地域経済を支えるトラック運送

地域公共交通の人材を確保…1億4,923万円

女性・若者・外国人などの多様な人材が、バス・タクシー運転手として活躍できるよう、職場環境整備を支援

医療

遠隔手術指導を支援し、地域の外科医を確保…2,250万円

外科医のなり手不足や都市部への集中による地域偏在の是正に向け、リモートでの手術指導に必要な機器を整備する病院を支援

遠隔手術指導のイメージ

中小企業の持続的賃上げによる賃金と物価の好循環の実現

中小企業の持続的な賃上げを実現…3,732万円

「価格転嫁の円滑化に関する協定」締結13団体が連携し、「中小企業賃上げ応援専門家」による伴走支援、価格交渉スキルアップセミナーを実施

価格転嫁の円滑化に関する協定

防災力の強化

福岡西方沖地震から20年、地震対策を強化…6,058万円

  • 3つの活断層の被害想定調査を実施
  • 「ふくおか防災ナビ・まもるくん」に地震メニューを追加
  • 登録地域の断層別「想定震度」や「液状化想定」を地図でお知らせ
  • 「災害時徒歩帰宅者支援ステーション」を地図でお知らせ

デジタル技術を活用して災害対応力を強化…5,714万円

AI技術や衛星データなどのデジタル技術を防災対策に活用

ワンヘルスの推進

環境の健全性の確保

藻場の再生によるブルーカーボンの創出…1,471万円

海藻を食べるウニ除去→藻場再生→CO²を吸収(ブルーカーボン創出)、海藻を食べるウニ除去→地元野菜などでウニ養殖→水産資源の有効活用

※海藻などの海洋生物が吸収する二酸化炭素

太陽光発電設備などの共同購入とJ-クレジット制度を活用し、脱炭素化を促進…1,891万円

共同購入により価格を低減し、家庭における太陽光発電設備の導入を促進。県の取り組みに参加する各家庭のCO2削減量を企業などに販売し、収益を地球温暖化対策に活用

■J-クレジット制度の仕組み
新興感染症対策

ワンヘルスセンター研究力の強化…660万円

保健環境研究所において、病原体情報やレセプトデータなどを一元化するとともに、データ解析のためのワークステーションを整備

ワンヘルスとは、人・動物の健康と環境の健全性を一つと捉え、
一体的に守っていくという考え方

未来を拓く
イノベーションの創発

明日の福岡の“産業のコメ”への重点投資

半導体

半導体「最先端実装」開発拠点を構築…2億4,827万円

「三次元半導体研究センター」に最先端機器を導入し、県内企業の製品開発を支援

水素

北九州市響灘臨海エリアを中心とした水素大規模拠点を構築…3,500万円

実現可能性調査を行う水素供給事業者や全国初のFC船運航事業に取り組む事業者を支援

響灘臨海エリア
EV・電池
全国初

EVバッテリーリユース・リサイクルの福岡モデルを構築…1,451万円

官民挙げた研究会を設置し、ビジネスモデルやロードマップを策定

先端技術の実装

福岡バイオエコシステムの形成を推進…6,839万円

米国での医薬品承認支援や海外展示会への出展支援、ボストンでのピッチイベントの開催など、県内バイオベンチャーの海外展開を支援

イノベーションを創出する「拠点」、「人」づくり

拠点形成

スタートアップ・ベンチャー支援拠点を形成…2,796万円

県内企業の資金調達、ビジネスマッチング、海外展開を一体的に支援するため、「グローバル・コネクト・福岡(仮称)」の開設を準備

園芸農業の先端技術研究開発拠点を新設…4億61万円

園芸農業のさらなる高品質、高収量、省力化を進める新たな研究機関「園芸ADTECセンター」の用地取得や基本設計などを実施

国際金融機能誘致…1億621万円

  • 「金融・資産運用特区」認定を目指す
  • 資産運用業者やFinTech企業などへのプロモーションのため、北米での金融関連展示商談会に出展

※金融サービスとIT技術を組み合わせることで生まれた新しいサービスや事業領域

大豆新品種「ふくよかまる」への全面転換を加速…4,230万円

AIによる種子選別を行う高性能選別機の導入や全国品評会などへの出品を支援

「ふくよかに育ち、皆さんに『福』を届けたい」という思いが込められた「ふくよかまる」は、従来の大豆に比べてコクがあり、甘みも増したと評判。

新品種「ふくよかまる」
人づくり

タイ・バンコク都と連携し、起業家精神を持つ「アントレプレナーシップ人財」を育成…709万円

スタートアップに関心のある大学生や社会人を相互に派遣する人材育成プログラムを実施

新たな可能性を広げる女性・障がい者・海外人材の活躍

女性

女性の創業を支援…融資枠16億円

創業時の資金繰りを支援するため、県制度融資「新規創業資金」に女性向けメニューを新設

[保証料]
県と信用保証協会で全額補てん(0.95%→ゼロ)
[利率]
1.2%(通常の新規創業資金から0.1%引き下げ)
女性 イラスト

女性起業家の資金調達を支援…144万円

東京のスタートアップ支援機関「CIC Tokyo」で、福岡県の女性起業家が投資家や大企業から資金調達などをするため事業計画のプレゼンテーションを実施

女子中高生に向けた「福岡県ガールズテックプログラム」を実施…2,231万円

  • テクノロジー分野に進みたい若者を増やすため、女性エンジニアにフォーカスを当てたPR動画を制作し、キャリア教育で活用
  • 半導体、デジタル、自動車、ものづくり分野の職場見学会の開催
障がい者

ARグラスを活用し、障がいのある人の就労分野を拡大…174万円

障がい者雇用が難しいとされている運輸分野において雇用が可能な業務を切り出し、就職前にARグラスを活用した訓練を実施

ARグラスを活用した訓練
(イメージ)
海外人材
全国初

海外人材の相談体制を強化し、多彩なステージでの活躍を支援…7,422万円

県や国などの海外人材専門機関が生活や就労などの相談にワンストップで対応する「FUKUOKA IS OPENセンター」を開設

問い合わせ
財政課
電話092-643-3056 
ファクス092-643-3059