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きらめきマイタウン/福津市(ふくつし)

きらめきマイタウン/
福津市(ふくつし)

玄界灘の恵みと歴史ある町並み、たくさんの“ふく”が集まる場所/ときめきマイタウン福津市のイメージ写真
玄界灘の恵みと歴史ある町並み、たくさんの“ふく”が集まる場所/ときめきマイタウン福津市のイメージ写真

かがみの海

「かがみの海」が現れる条件は、干潮×晴天×風が穏やかな日。津屋崎海岸、宮地浜、福間海岸で大きく潮が引いた時、濡れた砂浜や潮溜まりが鏡のように反射し、幻想的な風景をつくりだします。撮影のコツは、地面すれすれまでカメラを低く構えること。

福津市おすすめスポット
RECOMMENDED SPOTS IN FUKUTSU TOWN

福岡市と北九州市の中間に位置し、玄界灘に面する福津市は、2005年に福間町と津屋崎町が合併して誕生しました。名称には「幸福や多くの人が集まる津(港、場所)」という意味が込められています。

ふくつの鯛茶づけフェア

質の良い天然真鯛が水揚げされる福津市の名物料理として有名なのが、新鮮な真鯛をぜいたくに使った鯛茶づけ。市内の約20店舗が協賛する「ふくつの鯛茶づけフェア」は今年で12回目を迎える。玄界灘で取れた生きのいい真鯛をご飯に乗せ、お茶やだし汁をかけて食べるというシンプルな料理だからこそ、各店舗こだわりの調理法が楽しめる。フェアは漁の解禁時期に合わせ、5月12日(木)から6月19日(日)まで開催予定。

鯛茶の写真に文章/ふくつの鯛茶づけフェア三カ条、一.玄界灘で取れた生きのいい天然真鯛を使用、一.お茶かだし汁をかけて、ご飯と一緒に召し上がれ、一.各店舗こだわりの調理方法でおもてなし

お魚センターうみがめ

津屋崎・福間漁港で水揚げされた旬の魚介類や加工品、農産物などの直売所。生簀(いけす)に入った活魚やパック詰めされた鮮魚があり、料金を支払えば、さばいてもらえる。2階にある「つやざき漁港食堂 空と海」では、地産地消をテーマに丼や御膳など新鮮な地魚料理を提供している。

お魚センターうみがめの外観写真
パック詰めされた鮮魚が並ぶ写真

津屋崎千軒

江戸時代から明治時代にかけて、製塩業と海上交易で栄えた津屋崎。明治末期まで塩の積出港として、千軒もの家が立ち並ぶほどにぎわっていたことから「津屋崎千軒」と呼ばれた。創業140年を超える酒蔵など、当時の面影を残す建物が今でも営業を続けている。他にも、コミュニティスペースとして利用される古民家や、国の登録有形文化財で、町家形式を今に伝える津屋崎千軒民俗館「藍の家」もあり、津屋崎の歴史や文化を感じられる。

津屋崎千軒の面影を残す町並みの写真

津屋崎人形

約230年の歴史を持つ、素朴な素焼きの人形。良質な陶土がとれる津屋崎で生活土器(雑器)を作ったのが始まりで、次第に温かみのある人形が作られるようになった。江戸時代に創業した「筑前津屋崎人形巧房」では江戸時代や明治時代の土型が1000個以上受け継がれており、こうした土型から復刻した「モマ笛」や「ごん太」は、かわいい!と今人気なのだそう。お守りとして身に着けることができる「津屋崎ピンズ」にも注目したい。

津屋崎人形の写真
津屋崎人形制作途中の写真
モマ笛の写真

モマ笛

津屋崎人形ごん太と津屋崎ピンズの写真
福津市観光情報
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おすすめスポットを掲載しています

福津市の取り組み
INITIATIVES IN FUKUTSU TOWN

美しい景観×おいしい食が交差する観光地域づくり

宮地嶽神社から続く光の道、カリフラワー、キャベツといった農産物、新鮮な鯛、光の道をモチーフにしたオリジナルスイーツなどが並ぶ写真

1年のうち2月と10月の数日間しか見ることができない宮地嶽神社から続く「光の道」や、福津の海岸に広がる「かがみの海」など、SNS映えする景観が福津市の自慢です。さらに、津屋崎漁港や福間漁港で水揚げされる新鮮な魚介類や、めったに霜が降りない温暖な気候を生かして生産されるカリフラワー、キャベツといった農産物など、おいしい食の魅力も溢れています。こうした市の魅力的な自然・景観・食は人々の暮らしやすさ、すなわち幸福につながっており、福津市はまさしく「福」が集まる「港(津)」です。

そんな福津市の魅力発信をさらに強化するため、「おいしい福津」をコンセプトとして、「一般社団法人ひかりのみちDMO(※)福津」が発足しました。行政や観光業界だけではなく、より多くの市民が一体となって、郷土料理作り、藍染め体験などの体験型観光や物産品開発など地域に根付いた豊かで魅力的な観光地域づくりに取り組みます。

また、今後も、新鮮な真鯛を使った自慢の鯛茶づけや光の道をモチーフにしたオリジナルスイーツなどの食フェアの開催をはじめ、光の道やかがみの海を巡る際に立ち寄れるスポットや地元グルメの紹介など、市全体でPRに力を入れていきます。

忙しい日常から解放され、自然や景観、新鮮でおいしい食に癒される。福津市はそんな日常と非日常を行き交う観光地を目指しています。

※DMO…観光地域づくり法人。Destination Management Organizationの頭文字をとったもの

福津市 HOT TOPICS

福津のNEWスイーツ「なおらお」今春発売!

福津市の文化と観光をつないで発信する「なおらおプロジェクト」では、昭和初期から続く「広渡製あん所」のつぶあんを使用したスイーツ「なおらお」を開発。「なおらい」を語源とし、このスイーツを通して交流のきっかけをつくってほしいという思いを込めている。あえて地域名を入れず、普段から気軽に手に取れるおみやげというのがコンセプト。

あんとチーズのパウンドケーキがお皿にのっている写真
あんとチーズのパウンドケーキ

あんとチーズの二層の見た目が楽しいパウンドケーキ。つぶあんをたっぷり練り込んだ生地と、焼くことで香りが際立つエダムチーズを使用した生地のハーモニーが後を引くおいしさ。

あんとナッツクッキーのサンドを食べている子供たちの写真
あんとナッツクッキーのサンドがお皿にのっている写真
あんとナッツクッキーのサンド

広渡製あん所のつぶあんをマカダミアナッツクッキーでサンド。口に入れると香ばしく焼き上げたクッキー生地がほろりとくずれ、ナッツのクリーミーな味わいとあんの風味が溶け合う。

「なおらお」プロジェクトInstagram
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福津の花で、春をお届け

福津の花の写真
福津の花の写真
福津アロマの商品写真

暮らしに彩りを届ける春の花。市内では沿岸地域の温暖な気候を生かし、特産品であるトルコギキョウをはじめ、バラ、ダリア、ユリ、ストックなどさまざまな花を栽培している。海が近い地域では井戸水に塩分が含まれることもあるため、溜めた雨水を使うなどの工夫も。また、福津市ではユーカリの栽培も盛ん。国産のユーカリは珍しく、甘く爽快な香りが特徴。その葉から作られた「福津アロマ」のアロマオイルやエッセンシャルウォーターも人気。

お問い合わせは「福津市役所」
こちらから

福津市中央1-1-1
電話 0940-62-5014 
ファクス 0940-43-9003