スポーツをすることで自分らしく輝く選手たち。東京2020パラリンピックでも注目される話題のパラスポーツに触れてみましょう。
「RKBラジオまつり」会場で作られたパラスポーツ体験ブースでは、「車いすバスケットボール」と「ボッチャ」を気軽に体験
スポーツは、競技としての面白さだけでなく、選手たちの自己表現の舞台としての役割も担っており、自分らしく楽しめるスポーツに出会うことは素晴らしいことです。
いま、多くのパラスポーツを舞台に選手たちがキラキラと活躍しています。また、「アダプテッド・スポーツ」という、障がいのない人も一緒に参加できる競技も広まってきました。
福岡県は、障がいのある人もない人も、誰もが自分らしくスポーツを楽しめる“スポーツ立県”を目指しています。東京2020パラリンピックの開催が決まり、これまで以上にパラリンピック競技に対する期待と注目が集まる中で「パラスポーツに触れてみたい。一緒にパラスポーツを楽しめたら」と思う人も増えているようです。パラスポーツを実際に目にする機会があれば、ぜひ体験してみてください。イメージを超える魅力や面白さを体感することで、きっとパラスポーツのファンになることでしょう。
車いすに乗った目線が新鮮。操作はシンプルですが、なかなか思うようにはいきません
サポートで参加していた福澤翔(ふくざわ しょう)選手は、地元の車いすバスケットボールチーム「福岡breez(ブリーズ)」に所属。日本代表強化選手で、東京2020パラリンピックの出場を目標に活躍するトップアスリート。「いろんな場所でパラスポーツに触れてもらうことが大事です。車いすバスケの魅力を知ってもらって、たくさんの応援の中で活躍することを目標に頑張っています」
最初にジャックボールと呼ばれる白いボールを投げ、続いて赤と青の各6個のボールを投げたり転がしたりして、ジャックボールにどちらが多く近づけられるかを競います
「ボッチャ」は障がいの有無にかかわらず、老若男女一緒に楽しめる「アダプテッド・スポーツ」としての側面も
福岡県障がい者スポーツ協会では、パラスポーツに触れ合う機会づくりを定期的に行っています。
11月18日、アクシオン福岡で行われた体験イベントでは12種類のパラスポーツを紹介。
障がいのある人もない人も気軽に参加して体験していました。その中から注目のパラスポーツをご紹介します。
攻守で異なる車いすの形と
動きにも注目
バスケットボールと同じ広さのコートで、専用の車いす(ウィルチェアー)に乗った選手が4対4で対戦します。8分間のゲームを4回繰り返す4ピリオドで1試合。パスや膝の上に乗せるなどしてボールを運び、車いすの前後4輪のうち2輪がトライラインを越えると1トライとなります。車いす同士が激しくぶつかり合う迫力やコートを素早く動き回るチェアワークが見どころです。
「音」と「声」が生む
スピーディーな攻防
1チームが4人のフィールドプレーヤーと1人のゴールキーパーの5人制サッカー。フィールドプレーヤーは視覚に障がいのある選手たちで、個々の見え方を合わせるためアイマスクを着用してプレーします。鉛が仕込まれたボールは「シャカシャカ」と音が鳴り、選手たちはその音と「ガイド」と呼ばれるメンバーの声を頼りにプレーします。「音」や「声」を頼りに展開する攻防に注目です。
テニスの技術+
チェアワーク(車いす操作)
コートの広さもネットの高さも一般のテニスと同じで、車いすに乗ってプレーすること、2バウンドまでの返球が認められている点が違うのみ。テニスの技術に加えて、片手にラケットを持ちながら車いすを動かし、広いコートを素早く走り回るチェアワークが大きなポイントです。重度障がいの選手を対象にしたクァードクラスには、電動車いすで競技に臨む選手も。(次ページに関連記事)
県内最大のスポーツイベントの一つ「福岡県民体育大会」に、平成29年度から障がい者の部を設立しました!平成30年度は車いすバスケットボール、バドミントン、ブラインドサッカー、車いすテニス、バレーボール、ソフトボール、卓球、ウィルチェアーラグビーの8競技を実施しました。
パラスポーツに興味がある方はお気軽にご連絡ください。
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