2018 ふくおか県
障がい児者美術展
作品テーマ「文化の力」
平成29年度から始まった「ふくおか県障がい児者美術展」には、今年も「絵画」「書道」「写真」の部それぞれにたくさんの作品が集まりました。審査の結果、101人の方が入賞・佳作作品に選ばれました。
小・中学生の部
福岡県知事賞
「おきなわのお魚たち」
大木彩瑛(おおき さえ)さん
小・中学生の部
福岡県議会議長賞
「大保のお祭り」
山下優希(やました ゆき)さん
小・中学生の部
福岡県議会議長賞
「むぎ」
金子花(かねこ はな)さん
一般の部
太宰府市長賞
「星野富弘(ほしの とみひろ)の詩」
藤永美優(ふじなが みゆ)さん
一般の部
福岡県知事賞
「なかまと夏 2017」
児玉美絵(こだま みえ)さん
福岡県では、障がいのある人の美術への制作意欲を促進し、多くの県民にその多様な才能に触れる機会を提供するため、「ふくおか県障がい児者美術展」を開催しています。受賞作品は、県内を巡回展示され、各会場とも多くの観覧客が訪れました。
10月21日、プラム・カルコア太宰府(太宰府市中央公民館)では、入賞作品の表彰式と併せて受賞者と審査員によるギャラリートークを開催。「選考の難しさがある一方、さまざまな背景を持つ作品から新鮮な刺激を受け、審査員一同、楽しい審査になりました」と絵画部門審査員の小林敏夫(こばやし としお)さん。講評に答える受賞者の言葉には、それぞれの人柄と、作品への思いがあふれていました。
福岡県庁1階ロビーの展示の様子。11階よかもん広場にも展示
小・中学生の部 福岡県知事賞
「小さな虫から見た世界」
小さな虫の気持ちになって撮りました。人間には近くにみえても、虫にとっては長い道のりなんだなと、あらためて思いました。
宮川紗良(みやがわ さら)さん
虫には街がどう見えるの?という気持ちがローアングルの表現になりました。その素直な視点を大切にシャッターを切り続け、来年も出展してください。
一般の部 太宰府市長賞
「なつのまど」
川やベンチの写真を撮りました。シャッターの音がしないカメラだったので、撮れたか分からず難しかったです。
大久保理恵(おおくぼ りえ)さん
一点一点の構図が見事。夏の窓の印象がくっきり切り取られています。いつもは携帯電話のカメラで撮影しているそうですが、その写真もぜひ組み写真に。
一般の部 福岡県議会議長賞
「夏の昇開橋」
地元大川市の昇開橋と、夜の花火、花、魚、動物を描こうと思いました。ネコは大川市の特産「ネコ家具」をイメージしたものです。
内山美紀(うちやま みき)さん
サインペンで描いた作品。最初から計算されたかのようなよく考えられた構図で、色使いの感覚に新しさがあり、美しく完成度の高い作品です。
一般の部 福岡県知事賞
「書新古今和歌集」
墨汁は使わず必ず自分の手で墨をすります。今回は筆運びがうまくいかず苦労しました。もっと流れのいい作品になるよう精進します。
森近正子(もりちか まさこ)さん
下肢の障がいで正座ができないと伺いましたが、最後まで緊張感が持続した流麗な筆致の作品です。作者にお会いするのが楽しみになるような作品でした。
「みる」「つくる」「体験する」をテーマに、障がいのある人とない人が芸術文化を通じて交流するイベントを開催します。
開催日時 | 2019年1月12日(土曜) 11時から16時 |
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会場 | エルガーラホール(福岡市中央区天神1-4-2) |
内容 | 福祉サービス事業所が展開するバンド「Vivimos(ヴィヴィモス)」や福岡を拠点とする「劇団AFRICA(アフリカ)」などのステージパフォーマンスや障がいのある人とない人が交流するアートイベント、作品展覧会、映画上映(アフタートークあり)など |
問い合わせ
ツナガルアートフェスティバルFUKUOKA2019実行委員会
電話・ファクス092-516-0677
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