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2016 夏号 SUMMER 通巻583号 平成28年6月20日発行(季刊)
発行 / 福岡県 県民情報広報課

 
 
 

きらめきマイタウン 添田町 神秘の山に抱かれた歴史あふれるまち

 

英彦山(ひこさん)
福岡県と大分県の県境にある霊峰(標高1199メートル)。古くから日本三大修験道霊山の一つとして多くの信仰を集めてきた。登山道を歩くと、かつて山伏たちが修行した行場があちこちに見られる

 

自然と歴史が育む
活力のあるまち

 福岡県の東南部、英彦山の麓で豊かな自然の恵みを受けながら発展を遂げてきた添田町。平成23年に町制施行100周年を迎えました。

 耶馬(やば)日田英彦山国定公園の四季折々の風景のほか、修験道(しゅげんどう)の影響を色濃く残す歴史や文化が古来より受け継がれています。また、近年、英彦山はパワースポットとしても注目を浴びています。

 町では、今年度中の英彦山の国の史跡指定を目指しており、「歴史のまち」としての新たな活力も生まれています。

 
英彦山神宮奉幣殿(ほうへいでん)

英彦山神宮奉幣殿(ほうへいでん)
1616(元和<げんな>2)年に初代小倉藩主細川忠興によって寄進・再建され、明治時代に奉幣殿と改称。今年で再建400年を迎える。風景に格調高く溶けこむ入母屋(いりもや)造り・桃山様式の壮麗な社殿は、国指定の重要文化財

ご当地キャラ紹介「ひこちゃん」「ゆずちゃん」

英彦山がらがらと山伏をモチーフに、町制施行100周年を記念して誕生した

 
旧数山家(すやまけ)住宅

旧数山家(すやまけ)住宅
1842(天保13)年に建てられた豪農の邸宅。開放的な屋敷と広間が特徴。原型をよくとどめており、国の重要文化財に指定されている。見学無料

英彦山を訪れる登山客

英彦山
涼やかな夏の新緑や秋の紅葉を求めて、一年を通してたくさんの登山客が訪れる英彦山。貴重な野鳥や植物の宝庫であり、修験の山としての趣も楽しめる

英彦山花園

英彦山花園
スロープカーの「花駅」そばにある花園。高山植物を中心に70種類以上、3万2千本以上の花木が植樹されている。シャクナゲやラベンダーなど、季節の花を楽しむことができる

 
高住(たかすみ)神社

高住(たかすみ)神社
豊前坊天狗神として有名で、天狗伝説の地としても知られる。本殿は岩の中にのめり込むように建立されている

添田町めんべい工場

添田町めんべい工場
廃校の体育館を改装して建てられた工場。製造の様子を見学できるお土産ショップのほか、女子ソフトボールチームの創設など、地域ににぎわいをもたらしている

道の駅 歓遊舎(かんゆうしゃ)ひこさん

道の駅 歓遊舎(かんゆうしゃ)ひこさん
今年4月にリニューアルオープン。物産館には町自慢の逸品が勢揃い。人気のバイキングレストランでは鯉のあらいも堪能できる

 
柚子ごしょう

柚子ごしょう
地元産の柚子をたっぷり使った柚子ごしょうは、季節を問わず人気。英彦山の山伏が保存食として作ったのが始まりといわれている

英彦山サイダー

英彦山サイダー
添田町の地下水を使用したスッキリ爽やかな味わいのサイダー。柚子果汁を使ったタイプも好評。道の駅などで販売中

添田ブランドの加工品

添田ブランド
味噌やしいたけを使った素朴な味わいの総菜から、あんずやいちごを使った果実のジャムまで、地元のお母さんたちが町の特産品を使って作る加工品が人気

 
英彦山がらがら

英彦山がらがら
魔よけや虫害よけとして古くから重宝されてきた土鈴で、約800年の歴史を誇る。素焼きならではの乾いた素朴な音色が特徴でお土産として人気。県指定の特産民工芸品

川魚料理の写真

川魚
町内には、鯉のあらいやヤマメの唐揚げなど、清らかな水が育んだ川魚を楽しめるお店が多数。川魚特有の臭みが無く、あっさりとした食感で美味

 
 

添田町若者定住住宅

 添田町では、若い世代の定住を促そうと、小学生以下の子どもを持つ40歳以下の夫婦を対象に、新築の戸建て住宅を月額3万5000円で貸し出しています。今年3月には、町内に賃貸住宅6戸が完成し、6世帯23人が入居しました。町では、平成31年度までに同様の住宅を計30戸新築する計画を推進しており、子どもを産み育てやすい環境が広がっています。

問い合わせ

添田町役場
田川郡添田町添田2151
電話0947-82-1231
ファクス0947-82-2869
https://www.town.soeda.fukuoka.jp/

地図上の添田町の位置