「企業の福利厚生の一環として余暇を楽しむフィールドに地域を使ってもらうのが夢」と語る黒川地区の農家・林利則さん
朝倉地域は、福岡都市圏から1時間以内の近距離にありながら、山田堰(ぜき)、堀川用水、水車群など、江戸時代から続く伝統的水利施設を用いた農業を行う県内有数の穀倉地帯です。ここで展開されているのは、Wほどよい田舎Wをキーワードに、さまざまな体験プログラムが楽しめる「あさくら路(じ)わくわく体験」。
「体全体を使って汗を流し、ホンモノに触れる体験をすることが、人間力を育むことにつながると思います」と話すのは、朝倉グリーンツーリズム協議会の矢野公子さん。例えば、黒川地区農業体験では、野菜や果物がどのように、どういう思いで育てられているのか、頭だけでは分からないこの地域の産業、自然、環境を、五感を目いっぱい働かせて、体全体で知ることができるのです。
あさくら路わくわく体験には、農業体験のほか、自然やものづくり体験、大刀洗平和記念館を活用した平和学習、アート・芸術体験など、幅広い素材を元にした体験プログラムがまだまだあります。最近では小中学生向けの教育旅行の受け入れも盛んになってきている朝倉地域。あなたならどのプログラムに参加しますか。