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グラフふくおか 2014秋号 autumn 通巻576号平成26年9月20日発行(季刊) 発行 福岡県 県民情報広報課

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地域のタカラモノを探して〜体験・交流・笑顔の旅〜

あさくら路(じ)わくわく体験

朝倉市・筑前町・東峰村

写真:いびつな形の野菜も自然の姿
写真:農業体験
スーパーではきっと見かけない、いびつな形の野菜も自然の姿。農村は、マチでは分からないことを教えてくれる
写真:黒川地区の農家・林利則さん

「企業の福利厚生の一環として余暇を楽しむフィールドに地域を使ってもらうのが夢」と語る黒川地区の農家・林利則さん

写真:オクラって上向きに生えるんだ!写真:いびつな形の野菜も自然の姿
黒川地区農業体験
写真:いびつな形の野菜も自然の姿
写真:地域の人が語ってくれるのは自然の恵み、そして厳しさ
農業を知る旅
写真:自然やものづくり体験
地域の人が語ってくれるのは自然の恵み、そして厳しさ。ありのままの地域を学ぶ
福岡から1時間、田舎で楽しむ 朝倉型グリーンツーリズム

 朝倉地域は、福岡都市圏から1時間以内の近距離にありながら、山田堰(ぜき)、堀川用水、水車群など、江戸時代から続く伝統的水利施設を用いた農業を行う県内有数の穀倉地帯です。ここで展開されているのは、Wほどよい田舎Wをキーワードに、さまざまな体験プログラムが楽しめる「あさくら路(じ)わくわく体験」。

 「体全体を使って汗を流し、ホンモノに触れる体験をすることが、人間力を育むことにつながると思います」と話すのは、朝倉グリーンツーリズム協議会の矢野公子さん。例えば、黒川地区農業体験では、野菜や果物がどのように、どういう思いで育てられているのか、頭だけでは分からないこの地域の産業、自然、環境を、五感を目いっぱい働かせて、体全体で知ることができるのです。

 あさくら路わくわく体験には、農業体験のほか、自然やものづくり体験、大刀洗平和記念館を活用した平和学習、アート・芸術体験など、幅広い素材を元にした体験プログラムがまだまだあります。最近では小中学生向けの教育旅行の受け入れも盛んになってきている朝倉地域。あなたならどのプログラムに参加しますか。

 「訪れる人も楽しいでしょうけど、受け入れる私たちも楽しいけんね」 今回、取材でお会いした皆さんは口をそろえます。 お互いに元気を与え合う体験、交流、そして笑顔の旅。地域のタカラモノを探す旅では、【人と人との出会い】というタカラモノも見つかりそうです。
あさくら路わくわく体験 期間:通年
朝倉グリーンツーリズム協議会
(事務局:あさくら観光協会)
☎0946-24-6758
http://asakura-gt.com/
写真:けいちくサルタヒコの皆さん
農業や自然のほかにも、卑弥呼伝説など歴史や文化も楽しめる地域です!朝倉グリーンツーリズム協議会
原野明彦さん(左)、矢野公子さん(右)