本文へ移動する

文字サイズ

特集 新春知事対談

福岡県出身で全国的に活躍される、俳優・今田美桜さんをお迎えし、服部知事と福岡県の魅力やこれからのチャレンジについて語っていただきました。

福岡県知事 服部誠太郎 × 俳優 今田美桜さん 写真

俳優の道を目指して

知事:令和4年度には「博多あまおう大使」としてご活躍いただき、ありがとうございました。おかげさまで、博多あまおうは19年連続となる販売単価日本一を達成することができました。

今田美桜さん(以下、今田):私も博多あまおうが大好きなので、大使に就任できてうれしかったです。

知事:今田さんは現在、ドラマに、映画に、CMに幅広くご活躍されていますが、芸能界を目指したきっかけは何ですか?

今田:高校生の頃、福岡市天神の新天町で声を掛けられて、福岡の事務所に所属しました。そこはモデル事務所でしたが、高校3年生のときに学園ものの映画に出演させていただいた時に「もっとお芝居をやりたい」と思ったことが転機となり、思い切って上京して現在の事務所に所属しました。でも、なかなかオーディションに受からず、周囲に圧倒されて落ち込むことも多かったです。

知事:上京されてから夢に向かっていこうと決断されたのですね。思いどおりにならない中でも、ひたむきにチャレンジされ、その結果が現在のご活躍につながったのですね。

今田美桜さん 写真
俳優 今田 美桜さん
1997年3月5日生まれ、福岡市出身。2016年に上京し、数々のドラマ、映画、CMなど多彩に活躍している。映画「東京リベンジャーズ」では第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。

福岡県の魅力について

知事:最近はお忙しくて帰省も難しいと思いますが、福岡に帰ってきたときに必ず食べるものはありますか?

今田:ありすぎて選べないから、毎回どれだけ食べられるか勝負、みたいな感じです。でも上京して改めて気づいたのは、福岡のお魚のおいしさですね。私は特に、イカやごまさばが好きです。

知事:福岡の魚は、新鮮でおいしい。観光でも大きな魅力になっています。県では、食や観光スポットなどの点在する観光資源を結ぶ広域ルートを作って6つの観光エリアとしてPRしています。例えば、筑前玄海エリアを「イカ王国」として、地域の皆さんが一体となって食のフェアを開催するなど誘客に取り組んでいます。福岡ブランドのケンサキイカ「一本槍」、おいしいですよ。

今田:「イカ王国」、いいですね。ぜひ行ってみたいです。福岡県の他のエリアでは、小学生のときに東峰村で田植え体験をしてすごく楽しかった思い出があります。秋には収穫したお米をいただき、本当においしかったです!

知事:東峰村の棚田米はおいしいですよね。東峰村では平成29年7月の九州北部豪雨でJR日田彦山線が被災しましたが、令和5年8月に「BRTひこぼしライン」として復活し、多くのお客様で賑わっています。
県では令和6年4~6月にJRグループと連携し、日本最大級の観光キャンペーン「福岡・大分デスティネーションキャンペーン」を実施します。本県がこのキャンペーンを開催するのは25年ぶり。全国に向け、福岡県の魅力を発信する大きなチャンスです。福岡らしいおもてなしで、たくさんのお客様をお迎えできるよう、しっかりと準備を進めてまいります。
今田さんが東京に行ってから、改めて感じた福岡の魅力は何でしょう?

今田:出身が福岡って言うと「おいしいものがいっぱいでいいなあ」と言われます。私は焼き鳥の豚バラが大好きなんですが、福岡だと鳥皮と並んで王道メニューなのに、全国的には焼き鳥屋さんに豚バラがあるのはあまり知られていないですよね。

知事:そうですね。私も東京の焼き鳥屋さんで豚バラを注文して驚かれたことがあります。福岡県にはまだまだ全国に知られていないおいしい食べ物、特に博多和牛や豊前海一粒かきなどのブランド農林水産物がたくさんあります。もっと福岡の食の魅力を全国の皆さんに知っていただけるよう努力しなければと思っています。消費者やお店の皆さんに本県の農林水産物の良さを知っていただいて、買っていただく。そして、生産者の皆さんと力を合わせて、さらに良いものを作っていく。この循環が大事だと思います。

あまおう 写真
あまおう
豊前海一粒かき 写真
豊前海一粒かき
一本槍 写真
一本槍
博多和牛 写真
博多和牛

楽しくチャレンジ

福岡県知事 服部 誠太郎 写真
福岡県知事 服部 誠太郎

知事:今田さんのこれからの夢をお聞かせください。

今田:この先、何か新たにやってみたいことが出てきたら、そのときは素直にチャレンジしたいですね。今、いろんな人の力を借りながら、好きでやりたかった仕事をやることができていて、不安もあったけど挑戦してよかったと思っているので。私はあまり具体的な目標を立てないのですが、やりたいことが見つかったら楽しくチャレンジできる人でありたい、というのは心がけています。そこは大切にしたいですね。

知事:「楽しくチャレンジ」、ポジティブでとてもいい言葉ですね。私も未来を担う青少年には積極的にチャレンジをしてもらいたいと思っています。私の座右の銘は「自らの内にある無限の力を信じよ」、高校の先輩にいただいた言葉でずっと大事にしています。挑戦に失敗はつきものだけど、それを恐れずいろんなチャレンジをして、自分の可能性に気づいてもらいたい。未来を切り拓くのは人、やはり「人」が大事なんです。福岡県は夢に向かってチャレンジする若い人たちを応援して「福岡県の次代を担う人財」を育成してまいります。今田さん、最後に若者の皆さんにメッセージをお願いします。

今田:福岡は、スタートアップ企業が多いとも聞きますし、挑戦できる場所・機会がたくさんあると思います。福岡県って楽しく挑戦できるところ。皆さんにはたくさん挑戦してもらいたいし、それでどんどん福岡が盛り上がって、またさらに魅力がでてきたらいいなと、福岡県の一員として応援しています。

知事:ありがとうございます。今田さんのように、自らの夢を実現し、活躍する女性が福岡県から出ていることは私たちの誇りです。今田さんは若い人たち、特に女性の皆さんにとって目標でもあると思います。今後ますます輝いて、ご活躍されることを期待しています。

福岡県知事 服部 誠太郎 写真
福岡県知事 服部 誠太郎