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グラフふくおか 2013秋号 AUTUMN 通巻572号平成25年9月20日発行(季刊) 発行 福岡県 県民情報広報課

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農業応援団 その2 ふくおかの農業応援団体

地域貢献の想いから始まった
「地産地消デー」

 ふくおかの農業応援団づくりの輪は、着実に広がりを見せています。約7700人の従業員が働く「トヨタ自動車九州株式会社」の宮田工場では、平成24年7月から宮若市と連携し、月に1度の「地産地消デー」を設け、取り組みを開始。今年6月には「ふくおかの農業応援団体」の第1号となりました。
  7月の地産地消メニューとして出されていたのは「高菜明太マヨ牛丼」と「季節野菜の天ぷら」。「食材は地元の直売所『ドリームホープ若宮』さんから仕入れています。これまでに人気だったのは、かき揚げ丼やちゃんぽんなどの野菜をたくさん使ったメニュー。多い時は600食近く出ました。野菜は甘みがあって、食堂を運営するトヨタ生協さんからも“鮮度がいいね”って。何より、地元の生産者の皆さんが喜んでくださるのがうれしいですね」と、担当の松かおりさんは笑顔を見せます。
  今後は宮若市とともに、近隣の宗像市からも特産品の定期利用を検討中とのこと。食を大切に考え、地域の農林水産業を応援する想いは企業などの団体にも芽生えはじめています。

写真:宮田工場の食堂 宮田工場の食堂。敷地内に3カ所ある食堂は、昼食時になると従業員でいっぱいに

【特集】いただきます!福岡のおいしい幸せ

写真:社会貢献担当の松かおりさん「地産地消の取り組みを通じて地域貢献していきたい」と社会貢献担当の松かおりさん
写真:「ふくおかの農業応援団」のタペストリー食堂には、メニューの紹介とともに「ふくおかの農業応援団」のタペストリーが
写真:高菜明太マヨ牛丼宮若市産の高菜や玉ねぎなどを使った「高菜明太マヨ牛丼」。若い男性が多いため、ボリュームのあるメニューが人気
写真:組合長 石松義道さん

生産者の声
農事組合法人ドリームホープ若宮
組合長 石松義道さん

 私たちの直売所で取り扱う野菜は、ほとんどが宮若市産です。今年5月には、「ふくおかの農業応援直売所」第1号となりました。

 食堂には、取れたての旬のものを提供しています。自分たちがつくった野菜を、喜んで食べていただけることが、とても励みになっています。

農事組合法人
ドリームホープ
若宮
宮若市脇田224-1
☎0949-54-0141
9:00〜17:00
年末年始・お盆
写真:トヨタ自動車九州のPR館では、宮若市や宗像市の特産品を紹介トヨタ自動車九州のPR館では、宮若市や宗像市の特産品を紹介。しょうゆやみそなどの調味料も地元産を使えたらと検討中
写真:直売所「ドリームホープ若宮」直売所「ドリームホープ若宮」
写真:生産者が育てる旬の野菜生産者が育てる旬の野菜