「わぁ、すごい!」「これ、大きいね」ビニールハウスのあちこちから驚きの声が飛び出します。子どもたちが小さな手に握りしめているのは、鮮やかな黄緑色をした立派なアスパラガス。
今年で3年目を迎えた「農業農村体験ツアー」。この日は大木町を舞台に46人が参加しました。町の特産品であるアスパラガスとぶなしめじの栽培を行う「農事組合法人 モア・ハウス」で子どもたちはアスパラガスが地面からニョキっと生えた姿に目を丸くし、また、ぶなしめじを株ごともぎ取る体験に夢中。ここでは、ぶなしめじの栽培に使用した培地をアスパラガスの堆肥に循環利用しており、生産者からこうした話を直に聞くことで、参加者の食に対する意識も高まります。
「応援ファミリー」とは、県産の農林水産物を積極的に購入し、福岡県の農林水産業を応援する人たちのこと。現在、1万世帯を超えるファミリーが登録しています。県では応援ファミリーを対象に、年40回程度の体験ツアーのほか、旬の農林水産物の情報発信やさまざまなキャンペーンを実施しています。