そのほかにも県産農林水産物を積極的に使用するお店として、県内約400店の飲食店などが「ふくおかの農業応援の店」に認定されています。
川崎町にある果樹園の中のレストラン「ラピュタファーム」では、「応援の店」の印である紺色のタペストリーが訪れる人を迎えます。オープンして17年、この店では地元産野菜をメーンにしたヘルシーなランチバイキングが大人気。約60種類のバラエティに富んだ料理やドリンクに加え、自家製ハーブを使ったドレッシングなど手作りがモットーです。
「敷地内で季節の野菜を育てているほか、地元の直売所や道の駅を利用しています。私自身、農家の3代目ですから自分と同じように土づくりを大事に、堆肥で育てている生産者の野菜を選ぶようにしています」と話すのは、オーナーの杉本利雄さんです。
園内では、ぶどうや梨、いちごなど季節の果物狩りも実施。「自分で収穫して、もぎたてのおいしさを味わうのは格別です。子どもの頃から食べ物の旬を知って農業に興味を持って欲しい」と、これらの取り組みを通じて食育の重要性を伝えています。
園内では、果物狩りのほか、要望があれば農業体験も受け付けている
女性客を中心に評判のランチバイキング。ほとんどの野菜を自家菜園と地元産でまかなう
緑に囲まれたレストラン
オーナーの杉本利雄さん
見た目の彩りにもこだわったヘルシーメニュー
応援団のタペストリーは、新鮮で安全・安心な県産品の印ラピュタファーム 川崎町安眞木4408-11
問☎0947-47-4000 営ランチバイキング受付10:30〜14:30／食事11:30〜15:45、果物狩り10:00〜16:00（予約制）
休月曜日（祝祭日の場合は翌日） 料大人（中学生以上）1,554円ほか
http://laputa-f.com/
では、県民の皆さんに農林水産業の大切さを伝え、県産農林水産物の消費を拡大していくため、平成23年にふくおかの農業応援団づくりを開始しました。
県産農林水産物を積極的に購入する「応援ファミリー」、県産農林水産物を使用した料理を提供する「応援の店」、県産農林水産物の消費拡大につながる活動を行う「応援団体」、地元産の農林水産物を積極的に販売する「応援直売所」を募集しています。
また、今年6月には「食育・地産地消ふくおか県民会議」を設立し、11月を「食育・地産地消月間」として、県内各地でさまざまな取り組みを行うなど、食育・地産地消をこれまで以上に広がりを持った県民運動として展開していきます。
