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2020 冬号 WINTER 通巻601号 令和2年12月18日発行(季刊)
発行 / 福岡県 県民情報広報課

 
 
 

特集/ふくおか温泉巡り

 

FILE 3 筑後市

船小屋温泉 FUNAGOYA
ONSEN

 

炭酸泉の湯をのんびり味わえる

 縁結びの神様を祭る恋木神社(こいのきじんじゃ)やHAWKSベースボールパーク筑後が人気を集める筑後市。国内では珍しい高濃度炭酸泉として古くから知られる船小屋温泉があります。江戸時代から200年ほどの歴史を持ち、傷の治りも良いと評判だったことから戦時中には国の保養所も作られたそう。九州自動車道の八女インターチェンジから約8分とアクセスも良く、気軽に行ける穴場的な温泉地です。創業130年になる「ホテル樋口軒」は、和モダンなデザインが評判の老舗宿。貸切半露天風呂では、矢部川の清流や川沿いに茂る大楠を眺めながらリフレッシュできます。

ホテル樋口軒の写真

筑後市観光協会

電話0942-53-4229
ファクス0942-65-5911


ホテル樋口軒

所在地 筑後市尾島805-1
電話0942-52-2101
ファクス0942-52-7940

福岡県地図上の位置
 
矢部川の清流の様子

温泉と合わせて矢部川の清流に和む

 

FILE 4 宮若市

脇田温泉 WAKITA
ONSEN

 

遠方の温泉地に来たような旅情あり

 福岡や北九州のそばにありながら犬鳴川(いぬなきがわ)に沿う山深い景観は県内とは思えないほどの旅情があふれる脇田温泉。湧き出したのは奈良時代といわれ、江戸時代には黒田藩の学者・貝原益軒(かいばら えきけん)が「筑前国続風土記」にも記した歴史ある温泉地です。戦後になって旅館が建ち、福岡の奥座敷として時を刻んできました。犬鳴川を挟んだ旅館を渡り廊下で結ぶ「湯めぐりの宿 楠水閣(なんすいかく)」は、豊かな自然と川沿いにともる客室の明かりが相まって深まる風情が魅力。柔らかな温泉につかりながら川の音に耳を澄ます大浴場、日帰り客も楽しめる露天風呂など、多彩な湯巡りが楽しめます。

湯めぐりの宿 楠水閣の写真

宮若市観光協会

電話0949-55-9090
ファクス0949-55-9091


湯めぐりの宿 楠水閣

所在地 宮若市脇田507
電話0949-54-0123
ファクス0949-54-0198

福岡県地図上の位置
 
旅情たっぷりな犬鳴川沿いの様子

犬鳴川沿いの雰囲気は旅情たっぷり

 

FILE 5 福岡市

博多温泉 HAKATA
ONSEN

 

都心でリフレッシュできる天然温泉

 福岡市南区、那珂川沿いの河畔で約100メートルの深さから湧出する博多温泉。マンションが多く建つ住宅地にあり、天神・博多まで約20分と都心へのアクセスが便利な立地です。地域の皆さんやスポーツ合宿など幅広い利用でにぎわうのが「旅館 富士(ふじ)の苑(えん)」。毎分100リットル湧き出るその泉温は45度で、加温・ろ過循環を行わない源泉掛け流しの天然温泉が自慢です。過去に、日本温泉協会から最高評価を得た泉質は、保温効果が高いのが特徴で毎日新鮮なお湯を楽しめます。

旅館 富士の苑の写真

博多温泉旅館組合

電話・ファクス092-561-6117


旅館 富士の苑

所在地 福岡市南区三宅3-19-7
電話092-551-4126
ファクス092-551-8445

福岡県地図上の位置
 
那珂川河畔の写真

那珂川沿いに湧く豊富な湯量の天然温泉

 

FILE 6 筑紫野市

二日市温泉 FUTSUKAICHI
ONSEN

 

風情あふれるクラシカルな時間を満喫

 万葉集に遺る大伴旅人(おおとものたびと)の歌に「次田(すいた)の湯」と記され、九州でも最古の温泉として知られる二日市温泉。滑らかで柔らかい泉質のお湯は、肌をつるつるにし疲れを癒やします。二日市温泉の中心となる湯町通りには夏目漱石(なつめ そうせき)が訪れた際に詠んだ歌碑(かひ)が残されており、古くから歴史の舞台となった温泉地の雰囲気を感じることができます。老舗旅館「大丸別荘」では、自然の川と滝つぼをイメージした源泉掛け流しの大浴場が評判で、風呂底に沈む玉石が足のツボを刺激します。町中にありながら木々に囲まれた浴場は奥山の秘湯を思わせます。

大丸別荘の写真

筑紫野市観光協会

電話092-922-2421
ファクス092-555-6521


大丸別荘

所在地 筑紫野市湯町1-20-1
電話092-924-3939
ファクス 092-924-4126

福岡県地図上の位置
 
二日市温泉の湯町通りの様子

二日市温泉の湯町通り。日帰り入浴も楽しめる