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2020 秋号 AUTUMN 通巻600号 令和2年9月18日発行(季刊)
発行 / 福岡県 県民情報広報課

 
 
 

GRAPH FUKUOKA Smile移住・定住

しょうゆ蔵が町中をつなぐレストランに
豊かな自然の中だからこそ実現できた暮らし

 
福岡県地図上の添田町

添田町(そえだまち)

福岡県の東南部、英彦山の麓で豊かな自然の恵みを受ける添田町。四季を感じながら子どもを育てたいと考える人におすすめ。子育て支援が充実し、町全体で子育て家族を応援します。

 

 「いつか自分が作った料理を食べてもらえるお店を出したい」。神戸で夫とカフェを営んでいた中村さんは、出産を機に、生まれ育った添田町に戻り、150年以上続いた実家のしょうゆ蔵を改装し、レストランを出店することを決意。しかし「お店を出すと決めた当初は両親に心配されて」と、振り返ります。開業準備に時間はかかりましたが、イタリアンレストラン「ヒシミツ」を開業して3年が経ち、今では北九州や福岡からの来客も多く、地元に欠かせない人気店となっています。

 「英彦山(ひこさん)の水がおいしいんです。米や野菜だけでなく、ジビエもあります。一度離れたからこそ地元の良さに気付けました」とにっこり。添田町の新鮮な野菜やキノコを使ったピザは、「ヒシミツ」の人気メニュー。年配農家の人も「作った野菜たちをこんなすてきなメニューにしてくれてありがとう」と喜んでくれるそう。

 月に数回は夫が住む神戸と添田町を行き来する中村さん。家族全員で一緒に過ごす時間は限られていますが、都会にはない自然の中で子育てができる環境も添田町の魅力の一つです。子どもは両親の他に、近所の人にみてもらうこともあり、「移住して良かったです。町役場の人が様子を見に来てくれることもあって、地元の人が応援してくれているのを感じます」と話します。

 豊かな自然の中、温かい人に囲まれながらできている仕事と子育ての両立。これからも人に喜んでもらえることを続け、町の良さを最大限に引き出し、発信していきたいと夢を語ってくれました。

今回の先輩移住者・中村有美子(なかむら ゆみこ)さんの写真

中村有美子(なかむら ゆみこ)さん

イタリアンレストラン経営

 
添田町の絵地図
 

1

英彦山神宮奉幣殿の写真

740年に創建されたといわれる英彦山神宮奉幣殿。国指定重要文化財

田んぼが広がる様子

彦山川の周辺に広がる田んぼ

山々と彦山川(ひこさんがわ)の写真

英彦山に続く山々の緑と清らかな彦山川(ひこさんがわ)が添田町のイメージ。おいしい野菜や米も自慢

 

2

しょうゆ樽の写真
しょうゆ蔵を改装したレストランの外観 レストラン内部の様子

店内には長年使われたしょうゆ樽が残されている

ピザの写真

人気のしょうゆのもろみを使ったピザと季節野菜のミックスピザをハーフ&ハーフで

 

DATAで見る添田町子育て支援制度

出産奨励金
出生児第1・2子は 10万円を支給
第3子 20万円を支給
第4子以降 50万円を支給
育児奨励金
3子以上養育 月1万円を支給
※3歳まで
子ども医療費支給制度
中学生以下の子ども医療費を無料化

福岡県の移住・定住ポータルサイト

福がお〜かくらし

福岡県への移住・定住を応援する公式サイト。セミナー・相談会などのイベント情報や先輩移住者のインタビュー記事、移住支援制度一覧などを掲載しています。

https://ijuu-teijuu.pref.fukuoka.lg.jp/

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