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2016 冬号 WINTER 通巻585号 平成28年12月20日発行(季刊)
発行 / 福岡県 県民情報広報課

 
 
 

きらめきマイタウン 宇美町

 

宇美こども子育てネット・う〜みん

 

地域みんなで
支え合いながら育む
子育てを幅広く支援

 「子育ての経験を通して、人とのつながりの大切さを実感したんです」と話すのは、代表理事の川上利香(かわかみ りか)さん。「たくさんの人に囲まれて子どもを育てる環境をつくりたい」と平成14年に活動をスタートさせました。就学前の子どもとその保護者が集う子育て支援センター「ゆうゆう」の運営をはじめ、子育てに役立つ情報の発信や交流イベントも開催中。また、乳幼児とその家族が中学生と交流する「中学校子育てサロン」の運営など、幅広い世代に交流の場を提供しています。

 「初めての子育てには、経験者のたくさんの知恵が支えになります。他の親子や運営スタッフと関わる中で、子どもだけでなく大人も成長できる環境をつくりたい」と川上さん。平成24年からはNPO法人として活動の幅を広げ、宇美町の子育てを応援する頼もしい存在です。

代表理事の川上利香さん(写真前列右)と「ゆうゆう」を運営するスタッフの皆さんの写真

代表理事の川上利香さん(写真前列右)と「ゆうゆう」を運営するスタッフ。保育士も常駐

 
「中学校子育てサロン」の様子

「中学校子育てサロン」では、中学生が休み時間に遊びに来ることも

親子フェスタの様子

親子フェスタや親子バスハイクなどのイベントも企画

 

ふみの里 スポーツクラブ

 

誰もが楽しめる
スポーツの力で
地域全体を元気に

 平成25年に立ち上げられた総合型地域スポーツクラブ「ふみの里 スポーツクラブ」は、地域とのつながりが深いのが魅力です。町民の要望を聞きながら作られた約30種のプログラムは、月額制で参加自由。公民館や武道館、小学校など、会場も町内各所にわたり、子どもから高齢者までさまざまな世代が参加しています。

 この企画運営を任されているのがアシスタントマネジャーの八木(やぎ)ちあきさん。高齢者の体力づくりから親子で楽しめるプログラム、エアロビクスやヨガといったフィットネスまで、多彩なジャンルの種目を企画してきました。「みんなで手をつないで一緒に作り上げていく、地域に根付いたクラブでありたいですね」。スポーツを通して健康と自信、そして生きがいも与えてくれるクラブでは、200人にも及ぶ会員が健やかな汗を流しています。

サッカーの練習する子どもたちの写真

サッカーで子どもの体力向上。小学3年生から6年生の男女が集う

 
高齢者向けのプログラムの様子

高齢者向けのプログラムも充実。交流の場にもなっている

八木ちあきさんの写真

足の手術をした経験から健康の大切さを実感したという八木ちあきさん

 

宇美町青年団

 

地域への愛を糧に
町に活気を与える
若手のパワー

 18歳から25歳までの男女が所属する「宇美町青年団」。宇美町の発展に貢献することを目的に、町内のイベントなどに参加して地域を盛り上げています。5月に開催される「文化のつどい」では博多仁和加(にわか)やよさこいを披露し、10月の「放生会」では町民が楽しみにしている恒例の餅つきを行います。青年団が力強く杵(きね)を振るう姿を見てもよし、参加して一緒にお餅をつくもよし、2日間でもち米100キログラム分が完売するほどの人気です。さらに伝統行事「奉納(ほうのう)相撲」では、0歳児の土俵入りを取り仕切り歓声を浴びます。

 団長の馬渡大樹(まわたり だいき)さんは、「入団して6年、青年団を通してつながりが広がり、成長できた」と振り返ります。「宇美町に愛着を持つ人が増えるようなイベントをやっていきたい」という思いを胸に日々活動を続けています。

団長の馬渡大樹さん(写真左から3番目)とメンバーの写真

団長の馬渡大樹さん(写真左から3番目)ら約10人のメンバーで活動。イベント時には、元青年団の先輩も駆けつけてくれる

 
餅つきをする様子

餅つき経験のない人にも楽しんでもらう参加型イベント

奉納相撲の様子

町外からも多くの見物客が訪れる奉納相撲

 

うみ花と緑の会

 

季節の花が咲き誇り
町全体がみんなの
大きな庭に

 平成20年に発足した、「うみ花と緑の会」は、現在66人のボランティアスタッフが一丸となり活動しています。活動時期は春と秋の年2回で、約4万本の花苗をビニールハウスで育てています。目標は「町民1人に1本」。町内の学校や保育園、公園、公民館の花壇などに花の苗を配布し、配布後は各行政区の花壇管理も行っており、町をきれいな花でいっぱいにしています。

 「咲き誇る花を見た町民の笑顔が、ボランティアスタッフの励みになっています。花壇があることでごみの投棄も減っているんですよ」と会長の山崎澄子(やまさき すみこ)さん。作業中はおしゃべりにも花が咲き、高齢の人も参加しやすい和やかな雰囲気です。今年6月には「全国『みどりの愛護』のつどい」で表彰され、小さな苗から始まる美しい町づくりへの意識がさらに高まっています。

「崎」は、たつさき

「うみ花と緑の会」皆さんの写真

みどりの愛護活動を行っている団体として、国土交通大臣表彰を受賞した

 
会長の山崎澄子さん(写真右)と副会長の川上瑠璃江(かわかみ るりえ)さんの写真

会長の山崎澄子さん(写真右)と副会長の川上瑠璃江(かわかみ るりえ)さん

「崎」は、たつさき

ボランティアに取り組む町民の写真

「花が好き」と集まった町民が自主的にボランティアに取り組む