

明治33(1900)年、第一高炉の「火入れ」を控えた官営八幡製鐵所を、伊藤博文、井上馨(かおる)ら時の政府の重要人物が訪れました。表紙写真はその際、建設中の高炉を背景に撮られたもの。製鐵所からは長官、技術長、ドイツ人技師を含む幹部が並び、筑豊の炭鉱王・伊藤伝右衛門(でんえもん)ら地元の名士たちも顔をそろえています。まさに「鉄は国家なり」。製鉄所建設が、国を挙げての事業であったことが見て取れます。
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北九州市
北九州市八幡東区東田2-3-12(東田第一高炉跡)
☎093-582-2922(北九州市世界遺産登録推進室)