動きに反応したり、見ている人も参加できる双方向のデジタルサイネージ広告を日本で初めてビジネス化した、『しくみデザイン』代表の中村俊介さん。<KAGURA for PerC>は、アメリカで開催された世界規模の技術コンテストでもグランプリを獲得
対象物との距離を検出する近距離深度カメラで人の動きを認識し楽器音を発生させる<KAGURA for PerC>。ただ動くだけで音楽を奏でる快感は新感覚
「漁場環境を把握する上で必要な海洋データを収集・解析し、赤潮被害の予防対策や重油コストの削減などに役立ててほしい」と話す『Manycolors』代表の中野晶太さん
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開発したソフトウェアを搭載し、海上でデータ測定する「ブイ」は3Dプリンタを使って試作中。収集・解析されたデータは、スマートフォンなどの小型端末でも確認できる
カメラの前で動く。ただそれだけで、簡単に音楽を奏でることができる。2013年度「福岡ビジネス・デジタル・コンテンツ賞」で大賞を獲得した<KAGURA for PerC>は、そんな誰もが思わず演奏したくなるような新世代楽器。開発したのは『株式会社しくみデザイン』(福岡市)です。
また、2013年度「フクオカRuby大賞」でグランプリに輝いたのは、『Manycolors株式会社』(北九州市)が開発した漁業者向けソフトウェア<海洋コンテンツデータマイニングシステム>。データ収集・解析から結果を見やすく表示するといった作業までを一貫して行う革新性が評価されました。
ゲーム・アニメ・音楽といったコンテンツ産業や、次世代プログラミング言語「Ruby」を活用したRubyビジネスの支援・振興に努める福岡県。ご紹介した2つの賞も、その一役を担っています。
県では毎年7000人を超えるクリエイターやデザイナーを輩出しており、ソフトウェアビジネスの一大拠点づくりに向けて、全国でも屈指のポテンシャルを生かす取り組みにもますます期待が高まります。