
平成17年、旧小石原(こいしわら)村と旧宝珠山(ほうしゃやま)村が合併して生まれた東峰村は、福岡県中央部の東側に位置する美しい山里。杉の巨木群や400年の歴史を持つ棚田など、日本の原風景を今に伝える豊かな自然が広がっています。また、陶磁器として日本で最初の経済産業大臣指定「伝統的工芸品」に指定された小石原焼の窯元や遠州七窯(えんしゅうなながま)の一つである高取焼の流れをくむ窯元が、約50軒ある陶芸の里として、全国各地から多くの人が観光に訪れます。
岩屋神社本殿と権現岩(ごんげんいわ)
岩屋神社の本殿は、県指定の天然記念物「宝珠山(ほうしゅやま)岩屋の大岩(権現岩 ごんげんいわ)」のくぼみを利用して建てられている国の重要文化財。権現岩は、岩屋の奇岩群の一つで、長年の火山活動や風化浸食によってつくられた
小石原焼伝統産業会館 小石原焼の先人たちの作品をはじめ、約50軒の窯元の新作などを展示。また、初心者から上級者まで、誰でも気軽に陶芸を楽しめる体験工房もある
道の駅小石原 地元の新鮮な野菜が並ぶ農産物直売所やレストランが集まる休憩スポット。施設中央にある「陶(すえ)の里館」では、小石原焼44軒の窯元が展示販売を行っている
いぶき館 筑豊の石炭王・伊藤伝右衛門(いとうでんえもん)が、かつて宝珠山炭鉱幹部社員の社交場として使っていたと伝えられる建物を復元。館内では、宝珠山炭鉱の歴史などを紹介している
棚田親水公園 宝珠山川の水を引き込む河川プールを有する。幼児用や小学生用など数種類あり、7〜8月のオープン期間中は親子連れでにぎわう