地域のWほとめきW(おもてなし)を楽しむことができるイベント「久留米まち旅博覧会」(通称:まち旅)。久留米地域に暮らす人々が、普段から慣れ親しんでいる自然、伝統工芸、歴史遺産、食文化などの地域資源を生かして、訪れる人を自らもてなす「手作りの旅プラン」です。今年の秋で10回目の開催で、80種類のプログラムを楽しむことができます。
「体験を通じて久留米の魅力が伝わること。これがプログラムの絶対条件です」とまち旅事務局のM砂ミサ子さんは語ります。
その言葉どおり、今回取材した「櫨(はぜ)キャンドル作り」体験をはじめ、久留米絣(かすり)や籃胎(らんたい)漆器など地域の伝統文化をテーマにしたものづくり体験のほか、15の酒蔵がある酒どころ・久留米らしい日本酒を楽しむプログラム、地元新聞記者や住職、名物市民など多彩な顔触れのガイドとの語らいを楽しむ町歩きなど、どのプログラムも久留米地域の魅力を体感できるものばかり。「私たちが誇りに思う久留米を、多くの人に好きになってほしい」。そのためにある、まち旅なのです。
体験型の旅は、訪れた地域をより深く知り、その地域にWはまるWきっかけを与えてくれる旅といえます。