リビアで暮らす川波尚さんは、日系2世で福岡は初めて。「父親のふるさとである八女市黒木町を案内してもらい、自分のルーツがここにあるんだと思うとすごく感激しました。姉が福岡県に留学した時にお世話になった人や、県人会の名札を見た多くの人が声をかけてくれました」と今大会を振り返ります。「県人会がどこにあり、どれくらいの会員がいるかなんて、今まで全然知らなかったんです。今回、初めてそれを知り、若い世代でもネットワークを作っていこうねって、意見が一致しました」と会員の高齢化や世代交代といった県人会の課題解決のきっかけとなるような出会いもあったようです。
タイで日本企業に勤める岡本貞明さんは、「他の県人会の人とたくさんの意見交換をさせてもらいました。今後、新たにタイに赴任した人に、企業のサポートがなくても、家族ぐるみで県人会を頼ってもらえるようにしていきたい」と今後の抱負を語ります。
今大会を通じて、県人会の皆さんは、ふるさとの温かさ、つながりの深さに心から感動していました。ふるさとを遠く離れて海外で暮らす人々にとって、母県福岡への愛着は深く、家族のように結ばれている県人会は大きな心の支えになっています。今後も、福岡県では、県人会との絆を大切にし、県人会や福岡県の若者が世界で活躍できるよう相互交流を進めていきます。
(17)在ボリビア福岡県人会の川波尚さん
(18)タイ国福岡県人会の岡本貞明さん
ふくおかインターネットテレビ( http://webtv.pref.fukuoka.lg.jp/ )で動画を配信しています。