農林水産業を元気にするためには、担い手の確保・育成も重要です。中でも、女性や若者の新規就業者の活躍に期待が高まっています。
「林業に携わるまではずっと事務系の仕事をしていた」と話すのは、福岡県広域森林組合の伊藤里美さん。子育てが一段落して始めた3カ月限定の仕事がきっかけで林業の世界にすっかり魅了された伊藤さんですが、体力や腕力が必要な現場だけに力不足を感じるときも。だからこそ「自分ができる精いっぱいの努力をしたい」と、現場作業の傍
(かたわ)ら、適正な森林管理を行う「森林施業プランナー」の資格取得も目指しています。
まだまだ女性が少ない林業の世界で日々間伐(かんばつ)作業に奮闘中。「子どもたちも応援してくれる」とほほ笑む姿に母親の顔がのぞきます