県内唯一の都市モノレールである北九州モノレール。
多くの人でにぎわう小倉駅から企救丘駅まで小倉を縦断する路線は、片道約20分の道のりに気になるスポットがめじろ押しです。
100年以上の歴史を誇る北九州市の台所
旦過(たんが)市場
大正初期、すぐそばを流れる神嶽川(かんたけがわ)を上る舟から荷揚げをし、商売を始めたのが旦過市場の始まりといわれています。現在でも約120店が軒を連ね活気にあふれる市場には、地元産の旬の野菜や海産物、名物の「ぬか炊き」をはじめとするおいしい総菜などが並んでいます。
地元大学の学生と連携した「大學丼(だいがくどん)」の販売も
「見る・読む・描く」で漫画の世界を楽しむ
北九州市漫画ミュージアム
「銀河鉄道999」でおなじみの松本零士さんをはじめ、100人を超えるクリエーターゆかりの地である北九州市。作品展示の他、漫画の歴史や仕組みについて学べるコーナーなど多様な楽しみ方ができます。約5万冊の蔵書は自由に読むことができ、「漫画ソムリエ」によるお薦め作品の紹介も見どころです。
戦後の日本の漫画の歴史を社会の歴史とひも付けながら楽しめる
街の中心で歴史を感じる空間
小倉城
九州各地に通じる街道の起点であった小倉城。1602年に細川忠興(ほそかわ ただおき)によって築城されました。4階よりも5階が大きな唐(から)造り(南蛮造り)の天守閣や、切り石のない野面(のづら)積みの石垣が特徴です。
※小倉城の展示リニューアルなどのため、2019年3月31日まで休館中。
遠くからでも目に留まる白壁は、夜になるとライトアップも行われる
小説「鶏(にわとり)」にも描写された庭が残る
森鷗外(もり おうがい)旧居
明治の文豪である森鷗外が軍医として小倉に赴任した際に暮らしていた、木造瓦ぶき平屋建の住居。座敷から望む表庭には百日紅(さるすべり)と夾竹桃(きょうちくとう)が当時のまま残されています。通り土間や吊階段の間には鷗外の年表や著作、関連書籍などを展示しています。
鷗外が過ごしていたとされる八畳の座敷
戦後日本文学の巨人、松本清張
松本清張(まつもと せいちょう)記念館
約40年の作家人生で千編にも及ぶ作品を執筆した、日本を代表する小説家、松本清張の生涯に触れることができる記念館。直筆原稿や取材をする際使用していた愛用品の他、書斎や書庫など自宅の一部を再現した空間などが展示されています。
記念館のモニュメントである東大寺の礎石の前には、清張の全著作を紹介するスペースも
小倉城を中心とした市のシンボル公園
勝山公園
都心のオアシス空間として芝生広場や水上ステージも兼ね備えた、多くの市民に親しまれている公園。園内には数々の記念碑やモニュメントなど、歴史や文化を感じることのできる魅力的なスポットが点在しています。
旧第十二師団司令部正門の跡(左)、森鷗外文学碑(右)などさまざまな歴史をたどることができる
開店から閉店まで客足の絶えない人気店
今浪うどん
しょうゆベースの黒いつゆに、長く弾力のある自家製麺が特徴の人気メニューは肉うどん。50年以上続く味は、大将の母である先代のおかみさんが独学で作り出したそう。仕込みに3時間以上かけてやわらかく煮込んだ牛スジや牛のホホ肉と、薬味の相性も抜群です。
一番人気の「肉肉うどん(中)」。お持ち帰りや替え玉もできる
撮影場所:小倉駅前ペデストリアンデッキ
地上3階の駅から車両が発車する姿は、まるで「銀河鉄道999」の漫画の中の列車が宇宙へ飛び出すシーンをほうふつとさせて圧巻です。その雰囲気を醸し出せるように、駅ビルをしっかり背景に取り入れながら、撮影するのがポイントです。広角レンズを使って撮るとワイド感が強調されダイナミック感が増します。
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