障害者の就労支援と就労定着支援の取り組みを進め、すべての市民が互いを尊重し合う“共生のまちづくり”を目指す北九州市を小川知事が訪れました。
北九州中央高等学園の皆さんと。同校では、生徒たちが将来自立した生活を送り、就業するために必要な力を身に付ける教育カリキュラムを実践
知事が訪れたこの日は学校開放週間の期間中。生徒たちが育てた野菜や苗、オリジナルカレンダーなどの販売が行われた
学校内にある喫茶室。学習の一環として、生徒たちがケーキやパンの製造・販売や注文・配膳などの接客も行っている
同校の特色である「作業学習」は実践的な技能の習得を目指すもので、清掃や印刷、木工、織物など多様なカリキュラムが組まれている
マルキタ流通株式会社は、市内で複数の障害福祉サービス事業所を運営する「北九州市手をつなぐ育成会」に業務を委託。障害者の皆さんは同社の加工場まで出向いて働いている
障害者の皆さんは青果の仕分けや袋詰め、シール貼りなどの作業を担当。誰にでも使いやすい機械を導入することで、生産性も向上している
育成会は参加者の取りまとめや現場での作業指示などを行っており、企業と福祉施設の連携が障害者の社会参加の促進や収入向上につながっている
国・県・北九州市の委託を受け運営される同センターは、障害者の就業・生活支援に取り組んでいる
求職活動の支援や関連機関との調整をはじめ、就職後も安定して働けるように職場定着支援にも力を入れている
「障害者の皆さまの就労支援、理解促進に社会全体で取り組み、全ての人が生き生きと活躍できる福岡県を目指していきましょう」と知事
障害者団体などで構成する「北九州市障害福祉団体連絡協議会」事務局長の古賀由美子(こが ゆみこ)さん。障害者への理解促進のための啓発活動や行政機関への要望活動に取り組む
「NPO法人北九州自立生活センター」代表の林芳江(はやし よしえ)さん。自身の障害者としての経験を基に、障害者の自立に向けた精神的なサポートや情報提供を行う事業を実施
障害福祉サービス事業所などが加盟する「NPO法人北九州小規模連」事務局長の桑園英俊(くわぞの ひでとし)さん。運営する「北九州共同受注センター」では、お弁当などの発注を各事業所に分担している
「北九州中央高等学園」進路指導主事の石橋富士代(いしばし ふじよ)さん。実習や就職先企業の開拓、就労継続のための卒後支援に取り組み、同校への入学希望者も年々増加している
障害者多数雇用企業の「サンアクアTOTO株式会社」取締役総務部長の長門賢一(ながと けんいち)さん。障害者と健常者が一緒に働き、誰もが気持ちよく働ける環境づくりに取り組む
「北九州障害者しごとサポートセンター」副所長の玉置満(たまき みつる)さん。障害者の雇用拡大・定着には事業主の理解が重要と考え、企業向け出前講座を実施
障害者の皆さんが制作した商品を販売するほか、各種イベントが開催され、地域交流の拠点となっている。店内にはカフェもあり、数量限定のランチセットが楽しめる。NPO法人北九州小規模連が運営
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