旧陸軍大刀洗飛行場の軍需輸送用に開通した国鉄甘木線がルーツ。1981年、その廃止決定を機に存続を願う沿線自治体と住民が立ち上がり、86年に第三セクター鉄道として営業開始。以降30年、増便や駅の増設など利用者の利便性向上のため邁(まい)進。
所在地 朝倉市甘木1320
電話0946-23-1111
ファクス0946-22-5628
秋に運行するコスモス列車。11月20日までは西日本鉄道と連携してスタンプラリーも実施中
太刀洗駅そばにある太刀洗レトロステーションでは、戦時中のまま保存された太刀洗駅舎の「線路地下道」の見学ができる
専務取締役・渡邉義明※さん
※「邉」は、しんにょうの点が一つ
地域に不可欠な交通ツールとして確かな存在感を発揮している甘木鉄道。沿線にある高校の生徒がデザインした車両を採用するなど、その一両一両が地域とともに走り続ける『あまてつ』そのもの。卒業シーズンになると、卒業生と駅員が一緒に駅舎や車両をバックに記念撮影をする光景が見られます。
「限られた数の社員だけではきめ細やかなサービスは難しいため、七夕、コスモス、クリスマスなどの企画列車や甘鉄レトロ音楽祭をはじめとするイベントの運営などでは、甘木鉄道を育てる会や沿線自治体の協力が欠かせません」と、甘木鉄道の専務取締役・渡邉義明※(わたなべ よしあき)さん。
地域の人々と一体となった取り組みが、『あまてつ』をさらに魅力的にしています。
※「邉」は、しんにょうの点が一つ
『あまてつ』キャラクター レビット君
工場の見学で、できたての生ビールを味わえ、併設のレストランでは地元食材の料理がいただける。5月はポピー、10月はコスモスが楽しめる〈太刀洗駅下車 徒歩13分〉
戦前、東洋一と謳(うた)われた陸軍大刀洗飛行場。その歴史を学び平和を語り継ぐ記念館。世界唯一の現存する零戦32型など実機も展示〈太刀洗駅下車 徒歩2分〉
10月1日(土曜)、キリンビール福岡工場で行われる「コスモスフェスタ」のオープニングセレモニーとして甘木鉄道を育てる会主催の音楽祭を開催。同日から「コスモス列車」も運行
西鉄小郡駅から宮の陣駅(西鉄天神大牟田線)・宮の陣駅から甘木駅(西鉄甘木線)・小郡駅から甘木駅(甘木鉄道)のエリア内が1日乗り放題に
※詳しくは甘木鉄道までお問い合わせください
1956年開業。北九州の副都心である黒崎を起点に中間市を経て直方市を走る。鉄道の車輪に筑豊炭田の象徴であるツルハシをあしらった社章は、炭鉱が隆盛を極めた開業当時の時代背景を物語る。
所在地 中間市鍋山町1-6
電話093-243-5525
ファクス093-243-5526
路面電車と同タイプの車体。小さなボディで街から街へと走ります
車掌は懐かしいがま口かばんを使って車内を巡回します
運輸車両課・高野浩一※さん
※「高」は、はしごだか
車窓から見える福智山や遠賀川、田園風景などに癒やされながら、ゆっくりとした時間を感じることのできる筑豊電気鉄道。昭和50年まで福岡・北九州市内を走っていた路面電車をはじめ、どこか懐かしさを覚える年代物の車両を運行しています。また車内では、がま口かばんを下げた車掌が両替する、そんな昭和にタイムスリップしたような光景に出会うことができます。
昨年は沿線の『遠賀川水源地ポンプ室』が世界文化遺産に決定。「近代文化を支えた筑豊炭田や江戸幕府が整備した長崎街道など、発見しきれていない魅力が沿線にはたくさんある。これらを生かした沿線づくりに、行政や地域と一体となって努めたい」と運輸車両課の高野浩一※(たかの こういち)さんは話します。
※「高」は、はしごだか
筑豊電気鉄道社章
2015年、世界文化遺産に。動力を蒸気から電気に変えて現在も稼働中。敷地内は非公開 写真提供:新日鐵住金(株)八幡製鐵所〈希望が丘高校前駅下車徒歩10分〉
駅名キーホルダーや電車をモチーフにした箸に加えオリジナルTシャツが仲間入り
福岡県や北九州市、中間市、直方市の支援により導入が実現した車両は、超低床式電車で乗り降りがスムーズ。LED客室照明や制御装置などは省エネルギー性に優れている
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