小川 地域を元気にしていくためには、安心してお子さんを生み、育てることができる環境を整備することが大事です。出会い、結婚、出産、育児などのライフステージに応じたきめ細かい、切れ目のない施策をしっかりとやっていきたいと考えています。
それから、お子さんを育てる中で、まず病気や健康の心配をされると思います。県では、子どもの医療費助成の対象年齢を引き上げたいと考えています。
また、子育てをしながら働き続けることができるように、この4年間で、保育所定員を1万人以上増加させましたが、保育所の入所申し込みは年々増加しています。今年度は、保育所等の定員をさらに4000人増やしたいと考えています。
依布 先ほどの、医療費助成ですが、対象年齢が引き上げられれば、とっても安心感を得られると思います。子どものわずかな兆候でも、お医者さんに安心して連れて行こうと思うようになると思います。
小川 サラサさんは、お子さんを育てながらお仕事の面でも活躍されていますが、第一子が生まれたときに働いている女性の約6割は離職してしまいます。もっともっと仕事と育児が両立できる社会にしていくことも大きな課題の一つです。
そこで、県内4カ所に「子育て女性就職支援センター」を設置して、出産や子育てで退職された方などの就職支援を行っています。また、福岡県では全国に先駆けて「子育て応援宣言企業」の登録制度をスタートさせ、現在5000社を突破しています。宣言企業の育児休業取得率は96.2パーセントと非常に高く、まずは6000社まで増やすことを目標にしています。
依布 医療費や保育所、女性が活躍できる社会づくり。いろんな取り組みをされているんですね。「福岡県って子どもにすごいよ」と声を大にして自慢できるような気がします。
小川 そういうふうに発信していただける福岡県にしていきます。
依布 知事の熱い語りに私も思わず話が弾んで、あっという間に時間が過ぎてしまいました。大好きな福岡県がもっともっと元気になるよう、これからもどんどん発信していきます。
開館時間/平日 8時30分から17時15分
問い合わせ/観光・物産振興課 電話 092-643-3419