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グラフふくおか 2013冬号 winter 通巻573号平成25年12月20日発行(季刊) 発行 福岡県 県民情報広報課

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【特集】ルーツは福岡 夢は世界へ 〜未来につなごう 福岡の絆〜

海外福岡県人会地図

第8回 海外福岡県人会世界大会

福岡県民が初めて海外に移住したのは、今から100年以上前の明治18年のこと。日本政府とハワイ王国の間で締結された移民協定によりハワイに渡った129人が、福岡県の移住の歴史の始まりでした。
 海を渡った彼らを待っていたのは、見知らぬ土地、見知らぬ人たち、見知らぬ生活習慣、そして全く異なる言葉。
厳しい環境の中、移住者はその勤勉さや誠実さで多くの困難を乗り越えました。 その中で、移住した福岡県出身者が、互いに助け合い、心の支えとするためにつくられたのが「海外福岡県人会」。
 現在では、移住者とその子孫で組織する北米・中南米の県人会(21カ所)※1と、企業の海外駐在員を中心に組織するアジア・欧州の県人会(16カ所)※2があります。各県人会は、政治や経済などさまざまな分野で在住国の発展に貢献するとともに、福岡県と世界各地の交流の懸け橋として、貴重な財産となっています。
 10月9日〜12日、世界各地の県人会が一堂に会する「第8回海外福岡県人会世界大会」が福岡県で開催されました。そこで語られたのは、福岡県出身者の絆、ふるさとへの思い、そして海外雄飛の熱い志。今回の特集では、世界大会の様子と、海の向こうへ羽ばたこうとする若者に向けられた、「海外の先輩」からのメッセージをお届けします。
※1・2(公財)福岡県国際交流センター調べ