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ふくおかの食トウヘイ鍋(宗像市大島)


民宿つわせの皆さん

「もっと『トウヘイ』の味が広まって、いずれは加工品づくりなどにもチャレンジしたい」と話す「民宿つわせ」の皆さん

トウヘイ鍋写真

甘めのみそとトウヘイの脂がよく合う鍋は、
思わず箸がすすみます

トウヘイ

体長は大きいもので2メートルを
超えるものもある「トウヘイ」。秋~冬は
脂がのっておいしく食べられます

宗像市神湊港からフェリーで25分、北西約7キロメートルに位置する大島。世界遺産候補の宗像大社中津宮や沖津宮遙拝所などがあり、豊かな自然が残るこの島には、昔から食べられている食材「トウヘイ(クロアナゴ)」があります。ウナギに似た風貌の肉厚な魚で、今も大島の家庭の食卓に上がっています。

唐揚げや湯引きなどさまざまなメニューの中でも「トウヘイ鍋」は、祭りや行事などのときに家族や仲間で囲む、いわばハレの日の料理。骨からスープをとり、キャベツなどと一緒にみそ仕立てでいただきます。「身だけでなく内臓と脂を一緒に入れるのがポイント。心も体も温まりますよ」と「民宿つわせ」の古賀達也さん。あっさりした白身にみそと脂のコクが加わって、独特の旨味が口いっぱいに広がります。

獲れる量が少なくさばき方も難しいため、なかなか目にすることができないトウヘイ。大島でだけ受け継がれてきた名物のトウヘイ鍋は一食の価値あり。大島を訪れないと堪能できない地元の味を、潮風・波の音を感じながら、お楽しみください。

問い合わせ

大島観光案内所(大島港フェリーターミナル1階)
/Ⓕ0940-72-2226

トウヘイ鍋は11月〜3月に島内の旅館や民宿で食べられます。
数に限りがありますので、まずは事前にお問い合わせください。

宗像大社中津宮や沖津宮遙拝所、九州オルレ 宗像・大島コースなど、観光情報はホームページ「宗像観光ガイド」をご覧ください。