米国ハワイ州議会友好訪問

　平成27年1月20日から25日までの6日間の日程で加地邦雄議長を団長とする友好訪問団5人が米国ハワイ州を訪問しました。
　本県議会とハワイ州議会は、昭和57年に「国際友好親善促進の盟約」を締結して以来、友好交流を続けており、今回、ハワイ州議会からの開会式への招へいに応えて訪問したものです。
　1月21日に開催された州議会の上院および下院の開会式では、来賓として本県議会の訪問団が紹介され、長年にわたる両県州の友好交流に議場から温かい拍手が送られました。
　デービット・ユタカ・イゲ州知事（ハワイ福岡県人会のジョージ・有吉元州知事以来の日系の州知事）への表敬訪問や、下院議長や上院議員の皆さんとの懇談会では、福岡県が進めている産業や科学技術の振興策、環境やエネルギー政策、伝統や文化などを紹介し、福岡への訪問を要請するなど、今後の交流について意見交換を行いました。
　そのほか、本県の水産高校と交流している州立ルーズベルト高校での意見交換や、オアフ島でのハワイ福岡県人会との交流に加え、11年ぶりにハワイ島を訪問し、ヒロ福岡県人会およびコナ福岡県人会との交流会を行うなど、ハワイ州との友好交流の促進に向けた有意義な訪問となりました。

全国都道府県議会議長会定例総会

　平成27年1月23日、第150回全国都道府県議会議長会定例総会が東京都で開催され、本県議会から岩元一儀副議長が出席しました。
　本会は、「各都道府県議会間の連絡を保ち、地方自治の発展を図る」ことを目的に設立されており、地方が抱える切実な課題等について「全国議長会」として、また全国知事会等とともに「地方六団体」として政府に要請を行うほか、都道府県議会の向上発展のため、調査・研究等の活動を行っています。
　総会では、本会の活動に係る平成27年度予算（案）が審議され、原案のとおり決定されたほか、「地方創生と地方行財政の課題について」と題し、総務省の大石利雄事務次官による講演が行われました。

「薬物の濫用防止に関する条例」制定

　平成26年12月18日の12月定例会最終日に、議員提案としては全国初の危険ドラッグを規制する「福岡県薬物の濫用防止に関する条例」が成立し、同年12月25日に公布・施行されました。
　条例の主な内容は、一つ目が、危険ドラッグに係る規制が強化された改正医薬品医療機器等法（旧薬事法）による措置をさらに補強・補完するものとして、緊急時の知事による特定危険薬物の指定や他の地方公共団体との連携による指定などの規制を行うこととしたこと。二つ目が、同法が危険ドラッグの根本的対策として地方公共団体に求める「教育・啓発」と「危険ドラッグ依存症対策」に初めて踏み込み、これらに関する本県の取り組み・施策の方向性を定めたことです。

「飲酒運転撲滅条例」改正

　議員提案により制定され、平成24年4月に施行された全国初の罰則付き「福岡県飲酒運転撲滅運動の推進に関する条例」の改正案が、2月定例会に提出され、平成27年2月24日に可決されました。
　本条例は、施行後3年以内に見直しを行うことが規定されていることから、平成26年10月2日に同条例の見直し調整会議を設置し、有識者からの意見聴取など協議が重ねられてきました。
　主な改正点は、道路交通法に違反して飲酒運転を行った者には、全て初回から、アルコール依存症の診断または保健指導を義務づけたことや、受診義務者の義務の履行を促進するため、指定医療機関の数を順次拡大し受診しやすい環境整備を行うこととしたことなどです。

タイ王国工業省副大臣の表敬訪問

　平成27年1月13日、本県との中小企業交流支援に関する覚書の締結のために来福されたタイ王国工業省のプラモード・ウィッタヤースク副大臣一行が、本県議会を訪問され、正副議長や各会派の代表者、福岡県タイ友好議員連盟会長らがお迎えしました。
　加地邦雄議長は、「本県議会はバンコク都議会と2007年に友好提携を締結し、親しく友好を重ねてきました。本日の覚書締結を契機として、タイ王国と本県との経済交流が以前にも増して深まることを大いに期待します」とあいさつし、プラモード副大臣は「福岡県との緊密な交流は、他の地域との交流の見本となっています。タイ工業省、バンコク都と福岡県が協力して発展していけたらと考えています」と述べられました。