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グラフふくおか 2014冬号 winter 通巻577号平成26年12月20日発行(季刊) 発行 福岡県 県民情報広報課

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福岡の、歴史遺産をゆく 第3回 宗像・福津編

観光スポットとご当地グルメ宗像・福津の、見どころをゆく

ガイド付き観光馬車でも楽しめる古墳群(福津市)

写真:新原・奴山古墳群

新原・奴山古墳群  古代の地方豪族「宗像氏」一族の墓と考えられる古墳群。5基の前方後円墳を含む41基の古墳が田園風景の中に点在している。事前に申し込めば、「つやざき観光馬車」による古墳巡りも楽しめる。

福津市勝浦・奴山
《古墳群》
☎ 0940-52-4968(福津市教育総務課)
《馬車》
☎ 0940-51-1292(つやざき観光馬車)

新鮮な魚介類が毎朝入荷地元の漁師料理も自慢(宗像市)

写真:道の駅むなかた

道の駅むなかた  福岡市と北九州市を結ぶ国道495号沿線にあり、白砂青松100選の「さつき松原」に隣接して、玄界灘が一望できる。毎朝入荷する新鮮な地元農産物や魚介類が所狭しと並び、漁師料理も味わえる。全国の道の駅でもトップクラスの売り上げを誇る。

宗像市江口1172
☎ 0940-62-2715

宗像神をまつる全国約6200社の総本社(宗像市)

写真:宗像大社 辺津宮

宗像大社 辺津宮  沖ノ島の沖津宮、大島の中津宮を合わせた三宮からなる「宗像大社」の総社で、多くの祭祀もこの辺津宮を拠点に行われる。「平成ノ大造営」で、辺津宮の本殿は平成26年12月まで修復中。神宝館には沖ノ島の出土品が数多く所蔵、展示されている。

宗像市田島2331
☎ 0940-62-1311(宗像大社社務所)

玄界灘産の天然真鯛をアツアツのご飯と一緒に(福津市)

写真:鯛茶づけ

鯛茶づけ  天然真鯛の漁獲量が全国トップクラスの福岡県。福津市では玄界灘産の天然真鯛をお茶づけで味わう「鯛茶づけ」がご当地グルメとして人気を集めている。毎年5〜6月開催の「鯛茶づけフェア」協賛各店では、天然真鯛をぜいたくに使い、趣向を凝らして提供している。

福津市商工観光課
☎ 0940-52-4951

鶏のうまみあふれる味わい深い郷土料理(宗像市)

写真:鶏のすき焼き

鶏のすき焼き  宗像エリアで「すき焼き」といえば、牛肉ではなく鶏肉。昔は多くの家庭で鶏を飼っていて、来客時にもてなしで出したという郷土料理は、地元の鶏料理店で味わえる。しょうゆと砂糖の甘辛さと鶏のまろやかなうまみの相性の良さに、思わず箸が進む。

宗像市商工観光課
☎ 0940-36-0037

フェリーに乗って訪ねたい七夕伝説の地(宗像市)

写真:宗像大社 中津宮

宗像大社 中津宮  大島の渡船ターミナルから徒歩5分程の場所にある。拝殿の脇から石段を降りると「天真名井(あめのまない)」と呼ばれる清水が湧いており、これが境内入口へと流れて「天の川」と呼ばれる。この天の川を挟んで牽牛社(けんぎゅうしゃ)、織女社(しょくじょしゃ)が祀られており、七夕伝説発祥の地とも言われる。

宗像市大島1811
☎ 0940-72-2007(宗像大社中津宮)

監修:河野俊行(九州大学 法学研究院 国際関係法学部門 教授)

ユネスコの無形遺産条約の起草専門家会合、引き続いて文化多様性条約の起草専門家会合のメンバー。2011年秋から国際イコモス執行委員に選出され、2014年11月には同副会長に就任。ユネスコ世界遺産審査に携わっている。