清水寺の楼門をくぐる参拝者。さわやかな風が境内を吹き抜け、春ならではの清涼感を漂わせる
新緑の清水山と神宿る竹林
みやま市
みやま市瀬高町は、豊かな自然と歴史に触れることができるスポットがいくつもあり、「九州オルレ」のコースにもなっている魅力あふれる地域です。春の陽気を全身に感じながら、新緑に彩られた自然と歴史の回廊を辿(たど)ってみませんか。
清水山の中腹に立つ清水寺は、平安時代の806年、最澄によって開かれたと伝わる天台宗の歴史ある寺です。
境内にある本坊庭園は、室町時代の画僧・雪舟が中国で学んだ山水技法を生かして築いたとされます。国の名勝にも指定されており、自然と人工の美が調和した見事な庭園です。紅葉の名所としてだけでなく、春には若葉のみずみずしさが庭全体を包み、また違う表情を見せてくれます。
本堂へと続く長い石段を進むと、江戸時代の1745年に上棟された重厚な楼門が姿を現します。新緑に包み込まれた楼門は、思わず立ち止まり手を合わせたくなるほどの荘厳さです。
韓国・済州島で始まったトレッキングコースの九州版。福岡県内には「みやま・清水山」「筑豊・香春」「宗像・大島」などのコースがあり、地域の魅力を五感で楽しめる。
清水山を下り、卑弥呼の居城だった可能性もあるといわれている、標高約200メートルの女山(ぞやま)へと足を延ばします。遊歩道の途中にある「神宿る竹林」は、荘厳な雰囲気をたたえ、訪れる人々を魅了します。
立ち止まって耳を澄ませば、ヒバリなどの野鳥の声や、竹林を吹き抜ける風の音に心が癒やされます。足元を見ると、春の訪れを告げるタケノコが顔をのぞかせています。
自然と歴史が息づく清水山、神秘的な竹林を巡る小さな旅。ゆっくり流れる穏やかな時間の中で歩を進めていると、心のリズムも整っていくようです。
みやま市のシンボル的な公園で、四季折々の花や木に囲まれた憩いの空間です。全長約100メートルの滑り台があるコンビネーション遊具が設置され、思い切り遊ぶことができます。有料のキャンプ場やパターゴルフ場、バーベキュー広場などもあり、幅広い年代の人が訪れます。
みやま市高田町下楠田480
0944-22-4886(公園管理事務所)
https://www.city.miyama.lg.jp/s040/kanko/010/090/010/20200107011000.html
レトロな小屋が目を引く鉱泉場。カルシウムやマグネシウムなど天然ミネラル・イオン分が豊富な炭酸湧水をくむことができます。江戸時代末期から飲まれているという天然の炭酸水を求めて、地元を中心に多くの人が訪れます。水くみは20リットルで100円。
みやま市瀬高町長田2633-1
0942-52-3224(田中羊羹(ようかん)本舗)
https://chikugo7koku.net/sightseeing/nagatakousen/