周防灘に面した行橋市は、東九州自動車道や国道10号、JR日豊本線など交通の動脈が走り、北九州空港にも近い県北東部の拠点都市です。潮干狩りやマリンレジャーが楽しめる海岸、壮大な山々のほか、歴史が感じられる史跡もあり、まちのさまざまな〝顔〟が五感を刺激します。

全長350メートルの砂浜が続く長井浜海岸は、春先から初夏にかけて潮干狩りを楽しむ家族連れでにぎわいます。採れるのは、細長い姿が特徴のマテ貝。浜辺に点在する小さな穴に塩を振りかけるとニョキッと飛び出し、子どもたちの歓声が響きます。


多彩な五つの客室タイプが魅力の宿泊施設「そらすな」

全長350メートルの砂浜が続く長井浜海岸は、春先から初夏にかけて潮干狩りを楽しむ家族連れでにぎわいます。採れるのは、細長い姿が特徴のマテ貝。浜辺に点在する小さな穴に塩を振りかけるとニョキッと飛び出し、子どもたちの歓声が響きます。

2020年に完成した長井浜公園はウェイクボードやSUPといった九州では希少なマリンアクティビティーを満喫できるビーチリゾート。2023年には、オーシャンビューの宿泊施設「そらすな」もオープンし、海辺の楽しみ方がさらに広がりました。

長井浜公園では海水浴はもちろん、さまざまなマリンアクティビティーも楽しめる

行橋市おすすめスポット


1

行橋夏まつり
こすもっぺ

京築地域を代表する夏まつり。市内各所でイベントがあり、主会場の今川河畔では、子どもたちやアーティストによるステージが催されるほか、60店以上の出店も並び、多くの人でにぎわう。夜は花火が盛大に打ち上げられ、会場を盛り上げる。


2

令和コスタ
行橋駅

2019年に開設された平成筑豊鉄道の新駅。元号が令和となって国内で初めて開業した駅で、複合商業施設「コスタ行橋」に隣接することから命名された。デザインはJR九州の豪華観光列車「ななつ星in九州」を手がけた工業デザイナー・水戸岡鋭治(みとおかえいじ)さんが担当。出入口のスロープのデザインが印象的な駅には筑豊杉や京築ヒノキなど県産材がふんだんに使用されている。


3

旧百三十銀行
行橋支店

1914(大正3)年、百三十銀行の行橋支店として建設。設計には、東京駅や日本銀行本店を手がけた辰野金吾が携わった。2001(平成13)年度の改修で大正時代の姿に復元された。「行橋赤レンガ館」と呼ばれ、ギャラリーカフェとして現在も活用されている。福岡県の有形文化財。


4

御所ヶ谷神籠石

(ごしょがたにこうごいし)

ホトギ山(御所ヶ岳、246.9メートル)に7、8世紀頃、築かれた山城跡で、1953(昭和28)年、国史跡に指定された。土塁や石塁、城門跡、自然の地形を生かした遺構があり、城壁ラインは全長約3キロメートルと想定される。史跡公園としての整備が2025年度に完了予定で、すでに遊歩道の一部は土塁や石塁をたどって歩くことができる。


フルーツ産地・行橋

行橋は明治期から果物の生産が盛んで、イチジクの生産量は県内1 位。主流品種「蓬莱柿(ほうらいし)」や、「とよみつひめ」が栽培されている。ジャムやお菓子などの加工品も人気。県内で最初にモモの栽培を始めた新田原地域を中心に、「あかつき」「川中島白桃」「なつおとめ」「なつっこ」といった品種が育てられている。これらの旬の果物は、直売所「京築恵みの郷 ゆくはし店」で購入できる。

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