まちの元気は商店街がつくる
懐かしさがあり新しさもある
何より笑顔が満ちるにぎわいがある
サービス精神全開の100円の品々。「百縁市」では開店30分で完売の商品も
飯塚市には5つの商店街があります。JR新飯塚駅前の飲食街「新飯塚商店街」、バスターミナル近接の飲食街「吉原町商店街」、炭鉱時代からのメインストリート「昭和通商店街」、長崎街道の道筋にアーケードを架けた「本町商店街」、そこに連なる「東町商店街」です。この5つの商店街は「飯塚市商店街連合会」を結成し、年間約140ものイベントを開催。その中で特ににぎわいを見せるのが2カ月に一度、年5回開催される「百縁市」。この日のために多くの店舗が一品100円の目玉商品を用意し、露店を並べます。百縁市でリヤカーを引くのは飯塚市商店街連合会の梶原悠司(かじわら ゆうじ)会長(美容室経営)。「商売は一人一人のお客さんとつながる気持ちが大切」と豆菓子を売り歩きます。
初開催から10年、百縁市はまちの人々だけでなくお店も一緒に楽しむお祭りになっています。
飯塚市も商店街の活動を積極的に後押ししています。子育てなどの相談に応じる「街なか子育てひろば」の開設やマンション誘致などで商店街周辺の生活環境を整備。商店街も大学生と企業、住民が交流する「つなぐカフェ」の開設や飯塚高校製菓コースのアンテナショップ「プチフル」の開店など若者の力を呼び込みます。
「まちの元気は商店街がつくる。同時に飯塚の環境の良さをアピールするのも商店街の役割です」と梶原会長。
さまざまな催しは、地域の魅力を伝える場。商店主たちの思いに触れるのも、まち歩きの楽しさです。
大正時代の石造りの建物「福岡銀行飯塚本町支店」
「プチフル」に並ぶ飯塚高校製菓コースのスイーツ
平成29年に新築移転した「街なか子育てひろば」
各店が趣向を凝らした100円商品を出品。店員もお客も笑顔が絶えない
書店スペースを活用し、「まちゼミ」の講座会場などに提供する他、自身も講師として活躍中。新たな視点で、気軽に立ち寄れる書店、まちの活性化を目指し日々奮闘中
新鮮な地魚を姿のまま並べ、求めに応じてさばくという魚屋の基本を守る魚茂鮮魚店。魚離れが進む中、店のデザインを一新し、若者にも鮮魚の魅力を発信中
乾物、珍味、菓子などが築110年の店舗にぎっしりそろう。時代のトレンドに目を光らせ「これぞ」という逸品をよりすぐり、生まれ育った飯塚のまちを盛り立てる
所在地 飯塚市本町7-18
電話0948-29-2110 ファクス0948-43-4230
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