県議会の最近の取り組みについて、その一部を紹介します。
本年9月の定例会において設置された決算特別委員会では、付託された「平成27年度福岡県一般会計決算」など20件の議案について、9日間の日程で審査が行われました。
審査に当たっては、二元代表制の趣旨を踏まえ、県政の重要課題を中心に活発な議論が交わされました。主な内容は次のとおりです。
このほか、防災対策、交通政策、保健医療政策、スポーツ振興、住宅政策、教育行政などさまざまな課題について活発な質疑があり、建設的な意見、要望等がなされました。
決算特別委員会の審査風景
付託された20件の議案について、委員会の最終日に採決が行われ、いずれも認定、または原案可決および認定されました。
同委員会の構成メンバーは次のとおりです。
◎井上 忠敏
○原竹 岩海
今林 久
縣 善彦
江藤 秀之
吉松 源昭
塩川 秀敏
阿部 弘樹
平井 一三
中牟田伸二
板橋 聡
川端 耕一
吉村 悠
西元 健
井上 博行
岳 康宏
浦 伊三夫
原中 誠志
堤 かなめ
大橋 克己
今井 保利
渡辺 美穂
大田 京子
佐々木 允
浜崎 達也※
新開 昌彦
高橋 雅成
西尾 耕治
吉武 邦彦
椛島 徳博※
高瀬菜穂子
(◎印は委員長、○印は副委員長)
※「崎」は、たつさき
※「徳」は、「心」の上に横一本線
10月12日から19日までの8日間の日程で中尾正幸議長は各会派代表者や大曲昭恵副知事と共に、第9回海外福岡県人会世界大会福岡県訪問団に参加しました。
今回の世界大会はメキシコシティで開催され、世界11カ国・地域の15県人会から、約200人の福岡出身の移住者や子孫が集まりました。
大会では、メキシコ宣言が発表され、県人会活動の活性化に引き続き取り組むとともに将来の県人会を担う青少年の育成を図ること、2019年の第10回海外福岡県人会世界大会を福岡県で開催することなどが決定されました。中尾議長は「温かい気持ちでお迎えします。3年後、福岡の地で皆さんとお会いできることを楽しみにしています」とあいさつしました。
また、大会の開催に合わせて、先亡者慰霊碑献花式が執り行われ、日本からメキシコに移住して現地で亡くなった人の御霊(みたま)に、深く哀悼の意を表すとともに、全員で献花を行いました。
10月25日、第155回全国都道府県議会議長会定例総会が茨城県水戸市で開催され、本県議会から中尾議長が出席しました。
総会では、「地方税財源の充実確保に関する決議」、「防災・減災対策の強化に関する決議」、「東京電力福島第一原子力発電所事故対策に関する決議」、「北朝鮮のミサイル発射及び核実験に抗議する決議」などについて趣旨説明が行われた後、決定されました。次に、「平成29年度政府予算編成に関する提言」について各委員会の委員長報告が行われ、採決の結果、全ての議案が原案のとおり決定されました。
また、総会終了後には、重介護ゼロ社会に向けた取り組みについて、筑波大学大学院教授の山海嘉之(さんかい よしゆき)氏の講演が行われました。
10月29日、来年10月に本県で開催される「全国豊かな海づくり大会」のプレイベント「豊かな海づくりフェスタ」が宗像市鐘崎(かねざき)漁港で開催され、中尾議長が出席しました。
記念式典では、中尾議長が「大会が開催され、本県が誇る水産物を県内外に発信・PRすることは、漁業者の意欲の向上、消費者の笑顔へとつながっていくものと期待しています。県議会としても、来年の大会の成功、水産業の振興・発展に向け、今後とも鋭意取り組んでまいります」とあいさつし、大会の成功を祈ってトラフグとマダイの稚魚の放流を行いました。
会場では、漁船パレードや魚のつかみ取りなどのイベントが行われ、大勢の参加者でにぎわいました。
稚魚(トラフグ)の放流
11月10日および11日の2日間、第2回世界獣医師会—世界医師会“One Health”に関する国際会議が北九州市で開催され、約30カ国から医師・獣医師の皆さんが参加されました。
10日の開会式では、秋篠宮同妃両殿下のご臨席を賜り、日本獣医師会の藏内勇夫会長(自民党県議団)が「国際会議の開催が、人と動物が安心して共生できる社会の構築につながるよう心から期待しています」とあいさつしました。また、会議では人と動物の共通感染症についての講演およびパネルディスカッションが行われました。さらに、この国際会議の機会を捉えて、支援委員会福岡顧問の中尾議長は、歓迎の夕食会で、参加の皆さんを歓迎するとともに本県が誇る食、文化などの魅力を述べ、本県のPRを行いました。
12日には、関連イベントとして「2016動物感謝デー in JAPAN」が開催され、1日獣医師体験やホースセラピーなどが行われました。
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