県議会の最近の取り組みについて、その一部を紹介します。
1月25日から27日まで3日間の日程で、団長の藏内勇夫議員(九州の自立を考える会会長)をはじめ、会派代表者、福岡県台湾友好議員連盟の議員ら6人が、台湾・台中市などを訪問しました。
台中市政府への表敬訪問で林佳龍(リン カリュウ)市長は、「福岡〜台中間の直行便開通、両都市の友好提携締結、台湾中部7県市の観光連盟と九州観光推進機構との連携を実現したい」と話されました。
藏内団長は、「直行便については、福岡空港は便数が多く制限も多いが、北九州空港は24時間発着が可能。シャトルバスの運行も始まり交通の便が良くなった。まずチャーター便から努力していきたい。友好提携についても知事に伝えたい」と述べました。
2月6日未明に台湾南部でマグニチュード6.4の地震が発生し、甚大な被害が生じました。本県と台湾は、経済や文化、観光などの分野で関係が深く、また東日本大震災の際には多額の義援金をいただいていることから、県議会独自で見舞金を贈呈しました。
見舞金は、2月22日に正副議長や会派代表者、福岡県台湾友好議員連盟役員出席のもと、台北駐福岡経済文化弁事処の戎義俊(えびす よしとし)処長へ手渡され、戎処長は「地震発生後、九州の地方自治体や友人から慰問や激励の電話、義援金などを次々に受け、言葉では言い表せないほどの感謝と温かい友情を感じている。これからも福岡県議会と台湾との交流が深まるよう尽力していきたい」と感謝の言葉を述べられました。
1月28日から2月2日まで6日間の日程で、井上忠敏議長は小川知事らとともに、マレーシアとインドネシアを訪問しました。
マレーシア・クアラルンプールでは「福岡プロモーション」を開催し、現地旅行社等に対して福岡の食や観光などをPRしました。また、福岡県農産物フェア・トップセールスを開催し、海外でも人気のイチゴの「あまおう」やミカン、キウイなどの県産農産物のPRを行いました。
インドネシア・ジャカルタでは、県内の大学に留学経験があり、各界でご活躍されている元留学生などでつくる「インドネシア元福岡県留学生会」の設立記念祝賀会に出席し、約80人の元留学生らと交流を深めました。
そのほか、インドネシアの工業大臣や外務副大臣を訪問し、本県の自動車産業や観光、県産品の輸出促進について意見交換を行うなど、有意義な訪問となりました。
1月18日から23日まで6日間の日程で、井上忠敏議長を団長とする友好訪問団13人が、米国ハワイ州を訪問しました。本県議会とハワイ州議会は、昭和57年に国際友好親善促進の盟約を締結して以来友好交流を続けており、今回、ハワイ州議会からの開会式への招聘に応えて訪問したものです。
19日にデービッド・イゲ州知事やロナルド・コウチ上院議長、ジョセフ・スウキ下院議長を表敬訪問した折には、昨年10月のハワイ州議会による福岡訪問などの話題とともに、今後の交流について意見を交わされました。
また、20日のハワイ州議会の上院及び下院の開会式では、友好訪問団が来賓として紹介されました。
このほか、第二次世界大戦などで戦死した多くの兵士や、福岡県ゆかりの日系人初の宇宙飛行士エリソン・オニヅカ氏などが埋葬されている国立太平洋記念墓地を訪問し、献花を行いました。
1月28日「平成27年度九州各県議会議員交流セミナー」が熊本市で開催され、福岡県議会からは22人の議員が参加しました。
本セミナーは、九州の県議会議員が一堂に会し、共通する政策課題等について情報及び意見交換を行うことにより、政策提案能力その他議会機能の充実を図るとともに、議員間の親睦を深め、共に九州の一体的な発展と地方主権の確立を目指すものです。
今回は、東京農業大学教授の木村俊昭氏による「地方創生における役割分担と事業構想」、特定非営利活動法人グリーンバレー理事長の大南信也氏による「神山プロジェクト〜創造的過疎から考える地方創生〜」の2つの講演が行われました。
木村氏は、「地域の強みと弱みを知るための分析が重要、現場重視の視点で地域の産業・歴史・文化を徹底して掘り起こすことが大切」と話され、九州各県から参加した約170人の聴講者は熱心に耳を傾けていました。
12月定例会の開会日である12月1日、障害者週間(12月3日から9日)の気運を盛り上げるために、障害者の皆さんがつくった「まごころ製品」の販売会が議会棟1階の玄関ホールで開催されました。
当日は、県内各地域から10施設が出店し、食品や木工品、アクセサリーなどを販売しました。
井上忠敏議長や原竹岩海副議長をはじめ、多くの議員が販売ブースを訪れ、施設の皆さんを激励するとともにまごころ製品を購入しました。
また、1月20日から24日までの5日間、「第3回福岡県『まごころ製品』大規模販売会」が福岡市内の百貨店で開催され、オープニングセレモニーに出席した原竹副議長は、「障害者施設の皆さんには、この販売会の経験を生かして、さらなる商品力の向上や収入の向上につなげていただけることを期待しています」と議長祝辞を代読しました。
会場では、施設の皆さんが作ったお菓子などの食品、木工品や縫製品など約1200品目、約4万4000点が販売されました。
Copyright © 2016 Fukuoka Prefecture. All rights reserved.