県議会の最近の取り組みについて、その一部を紹介します。
本年9月定例会において設置された決算特別委員会では、付託された「平成26年度福岡県一般会計決算」など20件の議案について、9日間の日程で審査が行われました。
審査に当たっては、二元代表制の趣旨を踏まえ、県政の重要課題を中心に活発な議論が交わされました。主な内容は次のとおりです。
このほか、防災対策、環境政策、障害者支援、スポーツを通した地域活性化、農業農村整備事業、自動車産業の振興、伝統工芸の支援などさまざまな課題について活発な質疑があり、建設的な意見、要望等がなされました。
付託された20件の議案について、委員会の最終日に採決が行われ、いずれも認定、または原案可決及び認定されました。
同委員会の構成メンバーは次のとおりです。
◎加地 邦雄
○佐々木 徹
田中 秀子
松尾 統章
中尾 正幸
樋口 明
十中 大雅
塩川 秀敏
大島 道人
津田 公治
桐明 和久
伊豆美沙子
香原 勝司
松尾 嘉三
井上 博行
大田 満
岳 康宏
守谷 正人
中村 誠治
原中 誠志
堤 かなめ
田辺 一城
野田 稔子
大田 京子
田中 正勝
高橋 雅成
壹岐 和郎
大塚 勝利
吉武 邦彦
小河 誠嗣
高瀬菜穂子
(◎印は委員長、○印は副委員長)
決算特別委員会の審査風景
10月15日、井上忠敏議長は小川洋知事とともに、福岡県選出の国会議員との懇談会において、県政の重要課題について提言・要望を行うとともに、内閣府や経済産業省などの関係省庁を訪問し、「活気にあふれた成長力に富んだ経済と雇用の創出」や「女性・高齢者の活躍を始めとする多様な人材力の発揮」など、本県の県政推進のため、提言・要望を行いました。
また、文部科学省の外局として10月1日に設置されたスポーツ庁も訪問し、鈴木大地長官に対し、アスリートの発掘・育成や、障害者スポーツの推進など、本県の取り組みを説明し、地域スポーツの活性化や関連産業の振興について提言・要望を行いました。
スポーツ庁 鈴木大地長官への要望活動
10月1日、福岡県議会と友好提携を締結しているハワイ州議会の友好訪問団の皆さんが、県議会を訪問されました。
訪問団団長のジョセフ・スウキ ハワイ州議会下院議長は、「大変なつかしい歴代の議長の皆さまにお出迎えいただき感謝します。今回の福岡訪問に当たり、大変温かいおもてなしをいただき感激しています」と述べられました。
訪問団の皆さんからは、「子どもたちだけで通学している様子を見て、福岡は治安が良い街だと感じた。ハワイからもっと多くの観光客が訪れるよう努力したい」などの話があり、福岡からハワイの直行便などについて懇談が行われました。
9月定例会一般質問を傍聴する訪問団の皆さんを万雷の拍手で歓迎
10月27日、第152回全国都道府県議会議長会定例総会が宮城県仙台市で開催され、井上忠敏議長が出席しました。
総会では、地方創生の推進のほか、地方税財源の充実確保、防災・減災対策の強化、平成28年度以降における復興財源等の確保、東京電力福島第一原子力発電所事故対策などの決議、並びに、日本人拉致問題の早期解決や女性の活躍の推進、地方経済の再生など「平成28年度政府予算編成に関する提言」について協議を行い、原案のとおり可決しました。
また、総会終了後には、みやぎ絆大使を務める歌手の森公美子氏の講演が行われ、被災から5年が経つが、復興はまだ不十分であり、さらなる協力をお願いしたいと述べられました。
10月29日から7日間の日程で、井上忠敏議長は、会派代表者や小川洋知事らとともにイギリス・ロンドンを訪問しました。
訪問団は、2019年のラグビーワールドカップ福岡大会を成功させるため、大型スクリーンが設置され、入場券のないファンや観光客が無料で試合中継を観たり、ラグビーの体験コーナーが楽しめる公式イベントスペース「ファンゾーン」やスタジアムの運営等について視察を行いました。
また、この機会をとらえ、本県への観光誘客と県産品の輸出促進を目的とした福岡プロモーションを行いました。
トラファルガー広場に設置された「ファンゾーン」
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