

筑紫平野の北部に位置する筑前町は、平成17年3月に旧三輪(みわ)町と旧夜須(やす)町の合併により誕生しました。
豊かな平野を生かした米・麦・大豆作りなどが盛んな農業地帯として知られています。
近年は黒大豆や小麦の新たなブランドを確立し、平成23年には「ちくぜん食の都づくり宣言」を行うなど、「食」による町おこしに力を注いでいます。
また、戦時中に旧陸軍の大刀洗(たちあらい)飛行場があった歴史を踏まえ、町立大刀洗平和記念館を中心に平和の大切さ、命の尊さを伝え続けています。
筑前町立大刀洗平和記念館
戦前、西日本における航空拠点であった大刀洗飛行場。多くの特攻隊員を送り出し、また空襲により多くの人の命が失われたこの地に、平成21年、平和の尊さを伝える記念館が設立された。写真は、世界で唯一現存する九七式戦闘機
夜須高原(やすこうげん)記念の森 森林浴やウオークラリーが楽しめる施設。針・広葉樹林、遊具のある風の広場、渓流園など、自然の中の憩いのスポットとして人気
花立山(はなたてやま)温泉 高台からの眺めも楽しめる掛け流しの天然温泉。駐車場から入口まで無料スロープカーを運行。近くには国指定史跡の焼ノ峠古墳もある
大己貴(おおなむち)神社 地元では「おんがさま」と呼ばれ、親しまれている神社。毎年10月23日には約800年続く秋の大祭「おくんち」が行われ、神幸行列や舞が奉納される
筑前町ファーマーズマーケット みなみの里 地元生産者が作る米や大豆、旬の野菜、果物、加工品などを販売。黒大豆「筑前クロダマル」の餡が入った名物「ごえん餅」の焼きたてを店頭で味わえる