9月定例会において設置された決算特別委員会では、付託された「平成30年度福岡県一般会計決算」など20件の議案について、9日間の日程で審査が行われました。

【審査の概要】

　審査に当たっては、二元代表制の趣旨を踏まえ、県政運営上、重要な議案について、多岐にわたり活発な議論が交わされました。主な内容は次のとおりです。

• 知事の政治姿勢について（JR日田彦山線の災害復旧についてなど）
• 防災対策について（緊急輸送道路の防災対策及び無電柱化推進計画についてなど）
• 保健医療施策について（公的医療機関の再編統合、保健福祉環境事務所についてなど）
• 福祉労働施策について（認可外保育施設への支援、障がい者の収入向上と雇用拡大についてなど）
• 商工施策について（プレミアム付き地域商品券、北部九州の自動車産業振興の取組みについてなど）
• 農林水産施策について（メガソーラー設置のための林地開発についてなど）

　この他にもさまざまな課題について活発な質疑が行われました。

【審査の結果】

　付託を受けた20件の議案について、委員会の最終日に採決が行われ、いずれの議案も認定、または原案可決及び認定されました。

　同委員会の構成メンバーは次のとおりです。

（◎印は委員長、○印は副委員長）

　9月28日、第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」の総合開会式が笠松運動公園陸上競技場で開催され、栗原渉議長をはじめ塩川秀敏スポーツ立県調査特別委員長、佐々木允文教副委員長、井上順吾スポーツ議員連盟会長らが出席しました。

　開会式に先立ち福岡県選手団の現地結団式が行われ、栗原議長は、「現在、ラグビーワールドカップ2019™が開催されており、福岡堅樹選手をはじめ本県ゆかりの選手の活躍は、県民に感動を与えてくれます。選手の皆さんも日頃の練習の成果を存分に発揮され、素晴らしい結果につながることをお祈り申し上げます」と述べ、選手の皆さんを激励しました。

　10月31日、第164回全国都道府県議会議長会定例総会が福井県あわら市で開催され、栗原渉議長が出席しました。

　本会では、地方が抱える切実な課題などついて本会独自に、また全国知事会などとともに地方六団体として政府に要請を行う他、各都道府県議会の発展のため、調査・研究などを行っています。

　総会では、「地方税財源の充実確保に関する決議」及び「厚生年金への地方議会議員の加入に関する決議」などの決議ならびに「令和2年度政府予算編成に関する提言」など8件の議案について審議が行われ、採決の結果、いずれの議案も原案のとおり可決しました。

　11月6日から9日までの4日間、福岡県において「第10回海外福岡県人会世界大会」が開催され、世界大会に参加するために来福された海外福岡県人会の代表者の皆さんが栗原渉議長を訪問されました。

　栗原議長は、「海外福岡県人会の皆さまには、常日頃から本県と海外の懸け橋として、友好と交流を発展させるためにご尽力いただいており感謝しております。それぞれの国と福岡県の友好発展のため、皆さま方とさらなる交流を深めてまいりますとともに、皆さまの故郷である福岡をより一層魅力ある場所にしていきたいと考えております」とあいさつしました。

　11月11日から12日にかけ、九州各県議会議長会会長の栗原渉議長は、九州各県議会正副議長とともに、自民党及び公明党ならびに財務省、総務省などの関係省庁を訪問し、「勤務獣医師の人材確保について」など九州各県から提出された特に重要かつ緊急を要する9項目について提言しました。

　また、今回の提言活動では、訪問先で「九州北部で8月に発生した記録的大雨による災害からの復旧・復興と今後の大規模災害への対応について」の要望書も手渡し、防災・減災対策、国土強靭化（きょうじんか）を推進するための安定的かつ継続的な予算の確保と特別交付税などの財政支援を要望しました。