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2019 秋号 AUTUMN 通巻596号 令和元年9月20日発行(季刊)
発行 / 福岡県 県民情報広報課

 
 
 

県議会だより KENGIKAI TOPICS

 

県議会の動き

県議会の最近の取り組みについて、その一部を紹介します。

 

予算特別委員会の審査概要

 

 6月定例会において、予算特別委員会が設置され、令和元年度福岡県一般会計予算など20件の当初予算議案の審査を行いました。

【審査の概要】

 審査に当たっては、二元代表制の趣旨を踏まえ、県政運営上重要な議案について、多岐にわたり活発な議論が交わされました。審査の過程において議論された主なものは次のとおりです。

  • 知事の政治姿勢について(日田彦山線問題の解決に向けた知事の覚悟についてなど)
  • 朝倉地区の災害復旧・復興について
  • 宿泊税について
  • 職員研修について(職員の不祥事対策についてなど)
  • 公共交通機関のバリアフリー化について(ノンステップバス、ユニバーサルデザインタクシーの普及についてなど)
  • スポーツの振興について(スポーツ立県福岡の実現に向けた取り組みについてなど)
  • 少子化対策について(出会い結婚応援事業についてなど)
  • 福祉問題について(児童虐待防止の取り組み、民生委員・児童委員のなり手不足についてなど)
  • 子どもの安全・安心について(事件・事故の防止対策、発達に困難を持つ放課後児童クラブ利用児童についてなど)
  • 商工問題について(中小企業の抱える課題の対策について)
予算特別委員会の審査風景の写真

予算特別委員会の審査風景

 この他、外国人材受入対策、違法民泊対策、子どもの貧困対策、障がい者の雇用促進、荒廃農地対策、新規就農者や農業経営者の育成、性犯罪の撲滅と被害者支援、ニセ電話詐欺対策、学校給食における県産農林水産物の利用拡大、青少年のインターネット依存など、多岐にわたって質疑、要望がなされました。

【審査の結果】

 議案審査終了後、付託を受けた20件の議案について採決を行い、いずれの議案も原案のとおり可決しました。

 

慶尚南道(けいしょうなんどう)議会 韓日親善友好議員連盟表敬

 

 7月1日、本県議会が友好交流協定を締結している大韓民国・慶尚南道議会韓日親善友好議員連盟(朴鈺順(パク オクスン)会長)の皆さんが県議会を訪問され、栗原渉議長、原中誠志副議長、自民党福岡県議団の松本國寛会長、福岡県日韓友好議員連盟の原口剣生前会長をはじめとする役員らが歓迎しました。

 栗原議長は、「両議会が友好交流協定を締結して以来、相互訪問を重ね、経済、環境、農業などの分野において交流と理解を深めてきました。今後とも、双方の連携を深めていきたい」とあいさつしました。

 朴会長は「この訪問を機に、友好交流をさらに深め、多方面に交流が発展することを期待しております」とあいさつされました。

慶尚南道(けいしょうなんどう)議会 韓日親善友好議員連盟表敬の様子
 

「朝倉地区等災害復旧状況」視察

 

 近年は、大規模災害がいつどこで発生するか予測できない状況にあり、6月末からの豪雨でも鹿児島をはじめ九州南部で大きな災害が発生しました。

 そこで、7月18日、栗原渉議長、原中誠志副議長をはじめ、各会派代表者、農林水産委員会および県土整備委員会の正副委員長は、復旧・復興の途上にある朝倉地区において、今後新たな豪雨が襲ったときに被害を防止、軽減できる状況となっているかを早急に確認し、県議会としての対応を検討するため、朝倉地区等の災害復旧状況の緊急視察を実施しました。

 朝倉市内の土壌改良試験田整備工事(上写真)、赤谷川、山の神ため池、桂川、東峰村の本迫川など、各復旧工事の現場では、その状況とともに、国土交通省九州地方整備局、朝倉県土整備事務所および朝倉農林事務所や地元自治体の皆さまの懸命なご努力によって、昨年の西日本豪雨の被害は最小限に抑えられていたことを確認できました。また、JR日田彦山線筑前岩屋駅の本迫川の復旧工事現場でも、澁谷博昭東峰村長から、「九州北部豪雨前の工事により、被害を免れ、救われた命もありました」との説明があり、改めて、災害防止対策の重要性を実感することができました。(下写真)

土壌改良試験田整備工事視察の様子

土壌改良試験田整備工事を視察

東峰村村長による災害防止対策の必要性について説明する様子

東峰村村長による災害防止対策の必要性についての説明

 

全国都道府県議会 議長会総会

 

 7月31日、第163回全国都道府県議会議長会定例総会が東京都で開催され、栗原渉議長が出席しました。

 総会では、「令和2年度政府予算編成並びに施策に関する提言」について、各委員会から審査結果の報告が行われました。この後採決が行われ、本提言を決定しました。

 また、「地方の創生と議会の役割について」と題して、元総務大臣で野村総合研究所顧問の増田寛也氏による講演も行われました。

全国都道府県議会 議長会総会の様子