時間もコストも削減!「より良いものを作るために」百笑屋は松﨑さん家族4人と従業員9 6人の計10人で、麦類50ヘクタール、水稲25ヘクタール、大豆7ヘクタールの大規模経営に取り組んでおり、省力化や省コストは大きなテーマです。そこで、先端技術を活用したスマート農業により、課題解決を図っています。同社では、直進アシストトラクターのほか、ドローンによる病害虫防除も行っています。ドローンを使うことで、6割ほどの負担軽減となったそうです。「我が子に食べさせたいものをお客様に!」を掲げる百笑屋は、地域の畜産農家と連携して自社で堆たいひ肥を作り、化学肥料の利用低減にも努めています。大規模な麦作経営と多様な取り組みが評価され、2023年度全国麦作共励会表彰の農家の部で、最高賞の「農林水産大臣賞」に輝きました。松﨑さんは「理想の農業を実現するためにも、省力化や作業の効率化は重要。より良いものを作るためにスマート農業技術がある」と語ります。今後は、気象や生育状況などのデータ蓄積を重ね、生産性のさらなる向上に挑む考えです。糸島市二丈松末116–1 092-325-0544タッチパネルを搭載したトラクターがGPS の位置情報を基に農地を耕しながら進むトラックの荷台からドローンを降ろして準備株式会社 百笑屋
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