グラフふくおか2025夏号
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アイデアで地域おこしに一役「孤こそだ育て」にしないを施策に生かすため、春に「こどもまんなかポータルサイト」を開設しました。井上 合の副会長も務めております。食用米の高騰を受けて、県が先駆的に始めた酒米生産の支援制度は、大変ありがたいです。ヒョウ柄で知られる村田まみ課長にちなんだヒョウ柄ラベルの新商品「大刀ハイボール」は、大阪や香港でも好評です。知事 しか売れない状況では作物の転換が進む恐れがあることから、支援制度を設けました。「三みい井の寿」は品評会はもちろん、飲食の場でも高評価です。ヒョウ柄ラベルのハイボールもアイデア商品ですね。花等 大刀洗グリーンツーリズム協議会を2019年に発足しました。地元の人は町には「何もない」と言いますが、広い酒蔵「みいの寿」社長で、県酒造組育てるのが難しい酒米が低価格で町をPRしたいとの思いから、空、黄金の田んぼなどいろいろな魅力があります。また、農泊の希望者が多い時には朝倉市と協力して宿泊者を受け入れています。町をPRできるうれしさがモチベーションです。知事 県全体で協力できれば、一度にもっと多くの宿泊者を受け入れられそうですね。農作業体験だけでなく、今村天主堂での歴史学習や、大刀洗平和記念館(筑前町)での平和学習と組み合わせることで地域の魅力を発信していきましょう。安丸 4児の母ですが、移住前は子育ての弱音を吐けず、とても不安でした。町に移住し、子育て支援センター「ちゃお」に通い出してからは、そこで出会った人たちに元気をもらっています。また、町が行っている産後ケアサービスには、とても癒やされました。町の人は温かく、町が大好きになったことから、町の発行物の撮影に協力する「たちあらい広報モデル」にも登録しました。現代の子育ては「孤育て」とも言われますが、新しい助け合いの仕組みをつくるのが夢です。知事 人の温かさは町の魅力の一つですね。「孤育て」とならないよう地域での支え合いも大事ですが、家庭内の役割分担もカギだと思います。県では、「共家事、共育て」を当たり前にするため、まずは男性が家事のやり方を楽しく学ぶ動画の作成に取り組みたいと考えています。今日はありがとうございました。27大刀洗町山隈 1711-30942-77-3891大刀洗町今 7070942-77-2671(町生涯学習課)大刀洗町冨多 8190942-77-6205 (町こども課)菊池校区センター今村天主堂大刀洗町こども家庭センターイベントやコミュニティー活動などの場として地域住民が広く利用。敷地内の資源回収ステーション 「MEGURU STATION」では、循環型社会づくりを通して住民同士の交流も進んでいる。毎週木曜には、子どもがアルミ缶を持参すると個数などに応じて駄菓子がもらえる「子ども駄菓子屋」を開く。1913(大正2)年に完成したレンガ造りの双塔の聖堂で、2015(平成27)年に国の重要文化財に指定され、現在は耐震補強を行うため改修中。民間団体が歴史的価値などを伝える活動を展開している。「これだけの規模の天主堂を、ずっと守ってこられた地域の皆さまに敬意を表します」(知事)妊娠から育児期まで切れ目なく支える施設として2024年5月に開設。親子で遊び、相談もできる子育て支援センター「ちゃお」や、悩みを抱えた子どもたちが気軽に通えるこども自立サポートセンター「ドリーム」を備える。 大刀洗町のココが推し!

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