グラフふくおか2025夏号
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飯塚移住計画サイト休日には、自宅近くの遠賀川河川敷や筑豊緑地に家族で出かける。親子 3 人で手をつなぎ、筑豊の緑豊かな自然の中を散歩するのが楽しみ。福岡県移住・定住ポータルサイト 「福がお~かくらし」・移住者住宅取得奨励金制度・移住支援金飯塚市の支援制度家族と過ごす時間を増やしたい地域に温かく見守られて  真之介さんは現在勤める福岡市内の会社で、こ  新居は駅から徒歩圏内。飯塚市の住宅取得支  2 人は新居で1歳の誕生日を迎えた寛人ちゃん17 裕子さんは直方市出身、東京都出身の真之介さんは九州の中学・高校で学んだ縁があり、移住先の候補地はすぐに絞られました。2024年夏、東京・有楽町の「ふくおかよかとこ移住相談センター」を訪ねると、「まずは仕事から」と転職支援会社を紹介されました。これまで培った経験と人間関係がリセットされるのではと、少しためらいもあったお二人ですが、「家族と一緒の時間を大切にしたい」という思いが勝り、移住を決断したといいます。れまでのキャリアを生かすことができ、「よい転職先に巡り合えた」と笑顔を見せます。何よりうれしいのは、定時に退社し、寛人ちゃんと一緒にお風呂に入るなど家族と過ごす時間が増えたこと。裕子さんも「 2 人で一緒に息子の成長を見守ることができて、本当に移住してよかった」と話します。援制度を活用して中古マンションを購入しました。の成長がとにかく楽しみ。子育て支援施設に通ううちに裕子さんのママ友も増えました。「飯塚市は子育て世帯へのサポートが充実していて、近所の人たちも温かく見守ってくれます」と話す裕子さんは、看護師として地域医療の現場に復職することを決めました。一家の生活は早くも新しい土地に根を張りつつあります。 市内に住宅を取得する筑豊地域外からの移住者に、経費の一部を奨励金(基本額100万円、子ども加算あり)として交付します。 県外(主に三大都市圏)から移住して就業または起業した人に支援金(単身で60万円、2人以上の世帯で100万円、子ども加算あり)を交付します。※ いずれも対象となる人には条件があります。

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